私は11月、集中的に健康診断を行った。
被爆者である私は、年2回(春と秋)の被爆者定期健診を受けるが、その際かかりつけの医者と相談して、気になるところの精密検査を受けることにしている。例えば循環器、内臓、大腸・胃の内視鏡等々。
結果は、日常生活に支障があるような異常は今までのところ見つかっていないがが、年相応と言える異常は毎回同じように指摘される。指摘された異常については、これからの日常生活で注意しなければならない点を、その都度指導を受けることにしている。
その度に医者から指導されることを一口で言えば、
“適度な運動の継続”である。つまり発見された異常な現象をこれ以上悪化させないためには、夫々の機能を強化することが最も大切なことだと、繰り返し指導を受ける。
「なるべく投薬治療という状態にならないよう、運動による機能強化に努めなさい」と。
運動と言えば、ややもすると足腰を鍛える運動と考えがちであるが、内臓諸器官の機能強化にも夫々運動の仕方によって効果が上がることを教えられる。
私は今まで頚椎変形、腰椎変形に対する筋肉強化の運動を意識しながら行っていたが、それだけではなく循環器系統の機能強化にも役立つ運動をしなければならない、ということが新たな宿題になってきた。
今回の検診のお陰で、指摘された異常に対して、
これ以上悪くならないようにするために、そして介護予防のためにも、今まで以上に内臓器官の機能強化に繋がるような運動を続けなければならないことを、改めて思い知らされた。