大寒の22日、近所の歩こう会のメンバー9名で、北原白秋を生んだ福岡県柳川市の名所・旧跡を訪ね歩いた。
西鉄福岡駅から特急電車に乗ること46分で西鉄柳川駅に着く。
電車が筑後平野に入ると、辺り一面条状に生え揃った麦畑が広がる。車窓から飛び込んでくる風景は、日本農業の原風景を見るようで、農業の再生をイメージさせるもので、土から生まれ出るエネルギーと温もりを感じさせるものがあった。
コタツ入りのドンコ船で約70分の川下りを楽しんだ後、白秋生家、松涛園を見物、その後はお堀沿いに白秋道路~壇一雄文学碑~日本の道路百選(水辺の散歩道)~高畑公園~三柱神社~西鉄柳川駅と歩き、水郷柳川の街歩きを存分に楽しんだ。
今までに2度柳川を訪れたことがあるが、いずれも川下りと柳川名物ウナギのせいろむし等の柳川名物料理に舌鼓を打ち、せいぜいお花見物をして帰っていたので、街中を歩くのは初めてであった。今回試みたお堀沿いのウオーキングコースは、天候にも恵まれ、街中と思えない静かでゆったりしたた雰囲気で、名所旧跡を巡りながらのんびり歩くことが出来た。
今回は、西鉄が発行している特盛きっぷ(往復電車、川下り、食事、お花入園料、お土産つき)4,980円を利用したが、夫々個別に買い求めるより割安で便利なきっぷであったと思う。