大先輩の旅立ちを悼む

 3月末、私は相次いで身近で親しい二人の旅立ちを見送ることとなった。 その一人は、神武半十郎氏、享年99歳の旅立ちであった。
 神武半十郎氏は、かっての職場の大先輩で、東京在住時「錦友会」と言うゴルフクラブに所属していた頃から時折ご一緒にプレイさせてもらっていた間柄である。
 定年後、福岡に移り住んでからは、縁あって週1回のゴルフを一緒に楽しませていただくことになり、私のホームページ「ゴルフを楽しむ」の大半は神武氏のことで占めているほど、長く親しくお付き合いをさせていただいた。

 私が神武氏のゴルフを尊敬していたのは、98歳にしてなお現役でありつづける健康管理とその体力の凄さ、マナーに対する厳しさと周りへの気配り、そして何時までも向上心が旺盛であったことである。
 氏のお人柄を偲ばせるエピソードがある。
 体調が良くない奥様に代わって食材の買出しから料理まで一手に引き受け、いろんな料理を覚え、“最近料理が楽しくなった”とラウンド後食事をしながら笑顔で話をされていたのが忘れられない。98歳になって奥様に変わって食事を作るなんて、私にはとても考えられないことである。

 ゴルフが心から好きだった神武氏は、90歳を過ぎたころは“95歳まではゴルフをしたいものだ”と口癖のようにおっしゃっていたが、95歳を過ぎた辺りから、年を重ねる度に“あと1年頑張ろう”に変わっていったように思う。でも、心中を察するに、「何とか100歳までゴルフを楽しみたい」という志を内に秘められていたに違いない。
 昨年6月、セブンミリオンCCで行われた「井手干樹様上寿、神武半十郎様白寿 祈念祝賀会」コンペに参加された時、“この年になってゴルフができるは実に楽しい”と満面の笑みを浮かべてテレビのインタビユーに応えていらっしゃった姿が目に浮かぶ。
 この祝賀ゴルフ会は、氏にとって楽しい思い出になったに違いない。
  井手干樹様上寿、神武半十郎様白寿 祈念祝賀会(二人合わせて199歳 お達者ゴルフ)

 この2月、緊急入院されたことを知り病院に見舞いに訪れたとき、
“3月はちょっと無理だが、4月になり温かくなったらゴルフを再開しような”
とにっこり笑って語りかけられた姿が目に焼きついている。
そして「またゴルフをしましょう、元気になってください」と、固い握手して分かれたのが最後になろうとは、・・・・。

 前人未踏とも云える100歳現役ゴルファーの夢実現を目前にして逝かなければならなかった神武氏の悔しさはいかばかりかりであったろうか。痛恨の極みである。
 黄泉の国で、かってのゴルフ仲間と和気藹々のゴルフを楽しまれることを祈るばかりである。   合掌
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by matutaka31 | 2009-04-12 16:32 | 思いのまま | Trackback | Comments(0)
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