秘窯の里 大河内山を訪ねる

 私は毎年ゴールデンウイークには、焼き物の里を訪ねることにしている。
 特別焼き物に趣味があるわけではないが、観るのは好きである。観るだけならこの時期でなくてもいいわけだが、この時期に行きたくなるのは訳がある。
 勿論陶器市だから普段より安い掘り出し物が見つかるので、お宝探しの面白さがあるのも魅力の一つに違いない。でもそれだけではない。

 この時期は、新緑が最高に美しい時期である。
 陶器市に行くとなると大抵遠距離ドライブになるが、ハンドル越しに目に入る周りの景色は新緑のカーテンに包まれ、刻々その装いが変わっていく。
 なお田舎道に入ると、田圃には水が張られ所々田植えが始まっている。
 今では大勢で田植えをするのを観ることが出来なくなって、代わりに田植え機が動いているだけであるが、のどかな日本の原風景に違いない。
 私はこのような周りの山々や田園風景を観ながらドライブするのが大好きだから、この時期必ずと言っていいほど、もう20年余り続けて何処かの陶器市に出かけている。

 今年は佐賀県伊万里市の、秘窯の里 大川内山を訪ねた。2回目である。
 鍋島藩の藩窯として、関所によって閉ざされ、守り続けた秘法が受け継がれているだけにだけに、我々年金暮らしにはなかなか手が出ないものばかりであるが、素晴らしい作品は訪れる人々の目を楽しませてくれる。
 
 前回訪れたとき「片岡鶴太郎工藝館」でに買った鶴太郎の湯のみを、毎日晩酌の焼酎お湯割の酒器として愛用していたが、今回それに代わるものを見つけることが出来た。
 最初に目に入ったのは、彫刻入り青磁の湯のみであった。
 でも、1個12,000円の値段を見て、残念ながら次回の楽しみとして見送り、代わりに手に入れたのは梅の花模様の上品な白磁の湯のみである。
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大川内山展望台から見た秘窯の里

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大河内山の家並、右は青磁の店入り口
        

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鶴太郎の作品には「椿の傍で呑む酒よ」とある

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by matutaka31 | 2009-05-10 11:55 | 思いのまま | Trackback | Comments(0)
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