分かりきったことだけど気になる、ある計算

 先週土曜日、週1回行っている『パソコンなんでも相談・勉強会」の後、そのメンバー数人でJR竹下駅傍にある「アサヒビール園」での昼食会(と言っても飲み・食べ放題)に出かけた。
 何しろ飲む・喰う事にかけては年を感じさせない剛の者揃いだから、周りの若者に負けない盛り上がりで、制限時間の2時間がアッと言う間に過ぎてしまった。b0008825_9504063.jpg

 牛肉のしゃぶしゃぶと搾りたての生ビールのジョッキを重ねるうち、私の横に座っていたNさんが興味深い話題を出した。
 その話題は、プロレスラー高田延彦氏があるテレビ番組で話していたことだと前置きして。

 私はその番組を見ていないので詳しいことは判らないが、Nさんの話をかいつまんで言うと、「人間生きている間、毎日3回の食事をするとして、その食事の回数(生きる年数×365日×3回)は、1日3回ずつ確実に少なくなっていく。だから1回1回の食事は、食べたいものを美味しく食べるようにしなければならない。あの世にお金は持っていけないのだから・・・。」と言う内容だった。

 そこで、その話題を私のこれからの生活に当てはめてみた。
自分が後何年生きられるか、その答えは1年かも知れないし、10年いや20年かも知れない、「神のみぞ知る」である。
 しかしながら問題なのは、ただ単に何年生き長らえるかではなく、自分の意思で食べたいものを選び、自ら噛んで食べて、美味しいと実感できる期間が何年あるか、いわゆる人間が持って生まれた食欲を満たし且つ満足できる年数が何年あるかである。
 いくら生き長らえても、またいくらお金があっても、自分の意思で食べたいものを選ぶことも出来ず、あるいはその美味しさを実感することが出来なくなったら、もうお終いである。

 食欲を満たし且つ美味しいと実感できる年数を、仮にあと10年としてみよう。
1日3食として、10年間の食事回数は10,950回(10年×365日×3食=10,950回)。
この10,950回が毎日3回ずつ減っていく。
言い換えると食べたいものを美味しく食べるチャンスが、確実に1日3回少なくなっていくのだ。

 このうち、たまには家族と外で美味しいものを食べる機会を月1回作ろうとすると、10年×12回=120回、たったの120回しかない。
なんとも寂しい話である。
でも、これが現実なのだ。

 また、気の合った仲間と会食する機会が週1回あると仮定すると、10年×52週=520回、確実に実行するとしても520回しかなく、この回数が週毎に1回確実に減っていくのだ。

 食事だけでなく、自分がやりたいことを後何回できるか、あるいは後何回そのチャンスがあるか計算してみると、その回数の少ないことに今更ながら唖然とする。
 日々目まぐるしく身の回りで起きる出来事や変化の中で、あれこれ物指しを当てはめながら生活するほど余裕もなければ、またそんな非現実的な生活をするつもりはないが、自分がやりたいと思うことは、できる時に実行して悔いを残さないようにしなければならないし、自分に与えられたチャンスは精一杯大切にしなくっちゃいけない!と云う戒めになる計算に違いない。
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by matutaka31 | 2009-06-30 10:20 | 思いのまま | Trackback | Comments(4)
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Commented by よこはまT at 2009-06-30 21:57 x
ほんとにそうですね..
私も寿命をどう見積もったとしても、峠は越えました。

まだカウントダウンまでは行きませんが、人との間では、やっと自分を感じてエネルギーをコントロールできる年齢になったのに、
「この先は、高度を徐々に下げてまいり、着陸態勢に入ります」との
まるで飛行機の中のアナウンスが自分のことのように響きます。

楽しめるときには楽しみ、まだ見ぬ風景には心を躍らせ、人と共有できる時間に感謝しながら、旅を続けたいと思います。
Commented by tetsu807-2 at 2009-06-30 22:22
興味深い話題ですね。ウンうんなるほどと相槌を打ちながら読みました。
単純な計算ですが、数字を当てはめてみるとこのような数字になるのですね。考えると、3食づつ減っていくのは寂しいけど、言われるように現実的なことは別にして毎日の1食を美味しく楽しく食することに改めて気がつきます。

その点、matutakaさんは美味しい野菜を自分で作り、その野菜で奥方が美味しい料理を作ってくれる。恵まれた人生のようですね。
Commented by matutaka31 at 2009-07-01 10:14
よこはまTさん こんにちは
 幽玄ならぬ有限の世界にいるんですよ。!
1日、1時間を大切にしないといけない、そんな気持に駆られるときもありますが、そう言っても、時には「ケ・セラ セラ」でないと息が詰まりますね。(^。^)
「楽しめるときには楽しみ、まだ見ぬ風景には心を躍らせ、人と共有できる時間に感謝しながら、旅を続けたい」・・・このことは肝に銘じておきたいですね。
Commented by matutaka31 at 2009-07-01 10:22
tetsu807-2さん こんにちは
日頃アバウトな生活をしている私ですから、この計算はあまりしたくなかったですね。自分で計算して、その数字でショックを受けていますよ。(^。^)
お陰様で、自然の恵みに感謝!そしてかみさんのお恵みに感謝!の毎日です。謝謝


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