広島・長崎両市のオリンピック招致に思う

 昨日、私のHPの被爆体験を読んだ福岡市東区の方からメールをいただいた。
 広島・長崎両市が2020年オリンピックの共同開催で招致委員会を設けると発表したことを受けた内容で、「広島・長崎に今も原爆の爪痕が残っている現実、全世界に平和への願いが発信出来るのじゃないでしょうか」と結んであった。

 私も長崎で被爆した者の一人として同じ思いである。
 世界で唯一の被爆国である日本から核のない平和な世界をアピールすると同時に、日本国民が核問題を再認識する機会になると思うからである。
 確かにハードルは高いと思うが、日本人の英知を結集すれば、自ずと扉は開かれるのではないだろうか。

 ただ、世界で唯一の被爆地という立場から、オリンピックという場で「核のない世界を訴える」からには、国を挙げて取り組んでいる何かがないと、被爆地という立場を利用したアピールととられることになってしまうと思うのは私だけではないと思う。
 例えば、8月6日を広島の日、8月9日を長崎の日として国民の休日に指するとか、長崎市で実施されているように、夏休み中の小中学校では登校日にするとか、・・・

 私は、朝日新聞の「100Answers」「国民の祝日」を自由に変えられるとしたら、どうしますか?(2008年4月27日)の中に印象的な記事があったことを思い出した。-その内容とはー





 『ジャーナリストの武田徹さんは「多分に国民国家的であり、在日外国人への配慮を欠く」として単に「休日」へと名称変更し、「8月6日をヒロシマの日、9日をナガサキの日に」。九州大教授の大野俊さんはこれに加えて「沖縄慰霊の日(6月23日)、終戦記念日(8月15日)」を提唱。俳人の寺井谷子さんもヒロシマ、ナガサキ、沖縄をあげ「祝ってばかりではなく忘れてはならない日としての『記念日』に」と答えた。』
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by matutaka31 | 2009-10-13 10:12 | 思いのまま | Trackback | Comments(2)
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Commented by yyyanoy at 2009-10-15 08:15
東京が×になってまもなく突如として「長崎・広島の共同開催」が飛び込んできたような印象です、おっしゃるとおり「国を挙げて・・・・」ですね。
平和を考える登校日があってもいいですね。
Commented by matutaka31 at 2009-10-15 10:59

 大阪が駄目なら東京で!というような発想ではないので、かなりインパクトは大きいと思いますね。でも、ブラジルが国を挙げた誘致運動で成果をあげたように、今までにない新たな発想が求められるでしょうね。


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