お茶会

 正月気分がまだ残るある日、太極拳師範のお宅での「茶会」に気心の知れた仲間と共に招かれた。
 お茶の作法を知らない私にとって、大変興味深い反面どう振舞えばいいのか戸惑いが無いわけではないが、めったに無い機会だし、日頃ざっくばらんなお付き合いをしている仲間と一緒だから、最初から最後まで一連の作法を教えていただきながら楽しい体験をさせていただいた。

 茶会がいったん始まると、茶室はシーンと静まり、一瞬緊張した雰囲気に包まれる。
 こちらも正座して固唾を呑むうち、お茶菓子が出る。
 教わった作法でいただくが、これでいいのかなーと思ったり、次の作法を考えるとただ喉を通るだけで、折角の銘菓を味わう余裕が無い。
 続いてお手前が出る。
 これもいろいろ教えていただき、正式な作法の真似事をしながらいただく。 やはり美味しさは中くらいなり。
 やっと終わったと思ったら、次は「拝見」である。
 この会話(やり取り)がスムースにいかない。逆にスムースにやり取りが出来れば、「主・客ともに心が通う」ことかもしれないと思ったが、そう簡単なものではない。

 後で気がついたことであるが、ご主人の心尽くしの和菓子・お花その他の飾り等、お茶会のテーマをこちらから話題にすることも出来なかったことは、素人に免じてお許しをいただくことにしよう。
 失敗とやり直しを繰り返しをしながら一通り終わった時、やっと終わったと言う安堵の気持ちと裏腹に、なんとなく爽快感を覚えたのは何だろう。
b0008825_20523783.jpg
 今回は気心が知れた人ばかりだから良いとして、正式なお茶会だとさぞかたぐるしい雰囲気だろうなーと考えると、私には馴染まないように思えてくる。 でも、そう考えるのは良くないことで、お茶の心は「一期一会」を大切にして「主・客ともに楽しみ心を通わせる」ことにあるようだから、私みたいな無骨者を、このような席に招いていただいただけでも有難いことで、感謝しなければならない。

 お茶のあと、一転して現実に戻って、手作りのご馳走とお神酒をいただきながら、時の経つのも忘れて、楽しい一日を過ごさせていただいた。
 お招きいただいたお師匠様に、そしてご一緒していただいた仲間の皆さんに、心から感謝!感謝!
[PR]
by matutaka31 | 2010-01-22 18:05 | 思いのまま | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://matutaka.exblog.jp/tb/12711982
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]


<< 蝋梅が咲いた ジャガイモ、天然の保存庫で保管 >>