春の花は移り変わりが速い

昨日太極拳の後、何時もの店で、何時ものメンバーと楽しい昼食のひと時を過ごした。
その店を出たところで、植え込みの中に膨らんだ蕾を見つけた一人の女性が、“これ何だろう?”とつぶやく。
 “沈丁花じゃないかな?”と私。
 “違う!そうじゃないわ”・・・ないわ とそんなやさしい口調だったかどうか定かではないが、・・・。(*^_^*)
 二人で頭をくっつけそうにして、あーでもないこーでもないとあれこれ話していると、隣に居た別の女性が“何けんかしているのよ?”と覗き込む。

 “いやこれは沈丁花だと思うよ”と、そして追いかけるように“枝を見れば分かるよ”と少し意地になる私。
 しかし枝を覗いた瞬間、“しまった!”と内心直感した。
 明らかに沈丁花のそれとは違う。
 あらためて葉と蕾を良く見直し、自分の見当違いに気がついた。
 そういえば沈丁花はこの地区ではもう花が終わっている頃である。丁度2週間前、この店の女将から沈丁花の花が付いた枝をもらって,挿し木したばかりだった。

 “これアザレヤの類じゃない?” “葉が沈丁花と違うよ!”と今度は彼女がたたみかける。
 言われてみると、正しくアザレヤである。もう私は言い訳の余地はない。
 “そ~だ アザレヤだ”と相槌を打つしかすべはない。

 それにしても、この時期に咲く花の移り変わりは速い。
 周りに次々に咲く花に慣れてしまって、その移ろいの速さに鈍感になってしまっていることに気がつき、ハッとさせられた瞬間である。


 “そうでしょう!”と彼女は勝ち誇ったように青空を見上げたが、いたずらっぽく目が笑っていた。
 家に帰って庭のツツジを良く観ると、もう蕾が膨らんでいた。
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by matutaka31 | 2010-03-09 11:39 | 思いのまま | Trackback | Comments(4)
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Commented by tetsu807-2 at 2010-03-09 16:17
matutaka31さん沈丁花論争?1本とられましたね。

勝ち誇った女性はあの人かな・・いやこの人かな・・なんて
想像して、その場の楽しいお喋りの雰囲気が伝わってきました。
Commented by よこはまT at 2010-03-09 17:01 x
花の名前に揺れる時間とは、なんとものどかで平和~羨ましいですね。

『アザレア』も品種改良が進んで、花屋の軒先でも驚くことありますね
へえー アザレアなの?と

なんだか臨場感が伝わりました。
私もそのようなのどかな心境に見を置きたい…
Commented by matutaka31 at 2010-03-09 21:08
tetsu807-2 さん 見事に1本取られました。
ちょっとした注意力緩慢を突かれた感じですね。(*^_^*)
たまには童心に返るような、のどかな会話もいいですよ。
Commented by matutaka31 at 2010-03-09 21:19
よこはまTさん 私は「今」を大切にしたいのです。そして、こんなのどかな会話が出来る「今」に感謝しています。

本当に「アザレア」の品種は、いろんなものが出回ってきましたね。
件のアザレアの葉は、沈丁花と見間違えるほどよく似ていたものですから、つい・・・。

間もなく桜の時期ですね。家族お揃いで、忙中閑をお楽しみください。


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