正月に東京から帰ってきた娘が、私が運転する助手席に座って、こう皮肉混じりに語りかけた。
「福岡は黄色でも走っていいんだね?」
私は、「やはり気付いたかね」とつぶやき、言葉を続けた。
「福岡では、黄色信号は「それ行けどんどん」、赤信号に変わったら「ま、いいか」だからね。
私は福岡に移り住んで、早10年が経過した。
私は、人の運転マナーを云々する資格はないが、それでも当初はずいぶん気になったので、そのマナーの悪さを批判すると、「下手に黄色信号で止まると追突されるよ」と仲間に忠告されてしまった。
そして今では、
朱に交わればなんとかやらで、気がつけば、黄色信号は「それ行けどんどん」、になってしまっていたのである。
静まり返った田舎道でこっそり取り締まりをする警察の集団を見かけることがあるが、あれだけの要員と時間を費やすくらいなら、交差点で取締りをしたほうが、数十倍の実績が上がると思うのだが・・・・。
そして今日、仲間と食事をしたとき聞いた話。
交通取締り(通称ネズミ捕り)で物陰に潜んでいるおまわりさんに向かって、近くに住む元気なおばあちゃんが、「あんた、ここには野鳥はおらんばい(野鳥はいないよ)と強烈な一撃を食らわせたそうな。
そのときのおまわりさんの顔を見たかったな~。(*^_^*)、