隣組と回覧板

 最近、「隣組」って何だろう!と思うことがしばしばある。
 かって、「向う三軒両隣」と言う言葉の通り、隣近所はお互いに助け合う風習が脈々と息づいていたように思う。
 ところが最近深刻なのは、生垣や塀で仕切られた物理的な垣根ではなく、そこに住む人の心に大きな塀ができて隣と断絶状態が続くことである。

 そのような社会現象の中でいろんなトラブルが生まれているようであるが、そのトラブルの一端を《回覧板》に見ることが出来る。回覧板は、地域の情報を共有する手段であると同時に、隣同士のコミュニケションの一手段だと思うけど、逆にトラブルの引き金にになるケースにもなっている。

どんなケースかと言えば、 留守の間滞ってそのあとの人が迷惑を蒙ったとか、 無理やり郵便受けに押し込んためその中にあった郵便物が箱外に押し出されて雨にぬれてしまったとか、 何回もピンポンを鳴らされてうるさがられた等々。手から手へ、フェイスtoフェイスがなくなったことが原因で起こってしまうトラブルである。
 他にもいろんなトラブルがあるような話を耳にする。 中には、郵便受けに入らないので、直接手渡ししようと思いピンポンを鳴らしたが反応がないので、念のため何回かピンポンを鳴らしたところ、後日、迷惑だから鳴らさないでくれくれと隣から手紙が来たという・・・、なんともお寒い人間関係の世の中になったものだ。

 回覧板は、今の情報過多時代においては、よく読まないで形だけの回覧になっているきらいがあるが、・・・でも 《隣組》はやはりこうでなくっちゃ、と思うのは私だけだろうか。
懐かしい歌


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by matutaka31 | 2010-05-26 10:00 | 思いのまま | Trackback | Comments(2)
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Commented by dojyou38 at 2010-05-29 18:50
1戸建ての住宅でも、最近はそんなに近所付き合いが希薄になっているのですか。
私はマンションなので近所付き合いがないのは仕方ないと思っていましたが・・
マンションでは同じ住民がエレベーターに乗り合わせても挨拶しない人も多々見かけます。

原因はフェイスツーフェイスのコミュニケーション能力の低下ですね。
特に若い人は対面会話が苦手のようですね。
マンションは回覧板はなく、管理会社が代行しているのですが、
組合の総会などが形骸化しているのが問題になっています
Commented by matutaka31 at 2010-05-29 21:19
dojyou38さん
どんなグループでも2~30人集まれば、必ずと言っていいくらいトラブルメーカーが出てくるものですね。
町内の心が一つにまとまっているときは、トラブルメーカーの出番がなくなるのですが、現在は逆にそのトラブルメーカーにかかわりたくない、という人が多くなって、自然と近所付き合いが疎遠になってしまっているようですね。

>原因はフェイスツーフェイスのコミュニケーション能力の低下ですね。

私の町内では、、若者よりむしろ男性の高齢者にこの傾向が多いように思えてなりません。
年とともに頑固になってお付き合いをしない人が増えているようで、なにかの機会を設けて皆で語り合うことは、特定のグループ活動をしているケースを除いて、ほとんどありませんね。


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