地元の気の置けない仲間(イッペー歩こう会)で、JR篠栗線「門松駅」から「篠栗九大の森」を経て「篠栗オアシス」~「篠栗駅」間、約6,5kmを歩いた。
「篠栗九大の森」は、篠栗町と九州大学が共同で開発・管理をする、蒲田池を巡る1週約2kmの林間遊歩道で 、今年7月にオープンしたばかり。
森の中には、案内書によると約50種の常緑広葉樹と約40種の落葉広葉樹を観察することができる。
一歩森の中に足を踏み入れると、そこはもう別世界。
木漏れ日が優しい雰囲気を醸し出し、ひんやりした空気が辺りを包み、なんとなく落ち着いた気分になれる。
この落ち着きと安らぎの気持が、森林セラピーの効果だろうと実感しながら歩いた。
ラクウショウ(落羽松)別名ヌマスギ(沼杉) 沼沢地で根元が少し水に浸かった状態で自生する
森の中の植物には全て名札がつけてあり、日ごろ何気なく見過ごしている草木の名前を確かめながら歩くのも楽しい。
遊歩道に敷き詰められたウッドチップは、足に優しく疲れを感じさせない。
コースの至る所にベンチがあり、2箇所のあずまやも設置され、トイレ・駐車場も整備され、地域住民にとって絶好の憩いの場に違いない。
森林浴の後、
多々良川沿いの農道約2,5kmを、篠栗駅近くの福祉施設「篠栗オアシス」へ向かって歩いた。
多々良川は、透き通ったきれいな水が流れ、あちこち鷺が羽を休めている。
目を転じると、稲刈りが終わった田んぼに稲のかけ干しが点々と見え、のどかな田園風景が静かに流れる。
「篠栗オアシス」で軽く汗を流した後、よく冷えたビールで完歩の乾杯・昼食。
森林浴と田園風景を心行くまで満喫し、程よい疲れに包まれた楽しい一日であった。