今年の栗大豆(丹波の黒豆)の収穫は、殊のほか嬉しい。
たかが黒豆に・・・だが、私にとっては3年越しの宿題だったから。
と言うのは、昨年までの2年間、マメ科植物栽培の原則に従って作ったのも関わらず、大げさに言うと大失敗に終わっていた。
とりわけ昨年は、夏の間雨が少なく土壌がかなり乾燥したのをあまり気にせず、潅水しなかったのが原因で、収穫が皆無に近かった。
莢が沢山ついたにもかかわらず実が成長しきらず、収穫時期になっても正常な豆が皆無の状態だった。
その後いろいろ情報を集めた結果、
特に開花時期~莢の成長時期の土壌乾燥は収量に致命的な影響を及ぼすことが分かった。
先人が伝えた
「雨豆、干ゴマ」だ。
そのため、開花時期~莢の成長時期に土壌が乾燥しないよう、水遣りの一点に絞って管理した。
20kl入りポリタンク3個を使って、何回となく水を運んで、・・・。
そのおかげで今年は、私なりの豊作になったという次第。
収穫量は満足であったが、粒の大きさがやや小さめで、丹波黒豆の本来の品質に及ばないようだ。
来年の課題にしよう。