ダンボールコンポスト

 昨日の「地域環境サポーター養成講座」は」、ダンボールコンポストの品評会。
 凡そ2ヶ月間取り組んできた経験に基づく受講者から出されたダンボールコンポスト作り方の疑問・問題点に対する説明・復習に始まり、出来上がったコンポストを利用するに当たっての留意点などの説明があった。
 出された疑問・問題点は、温度・悪臭・虫・醗酵・水分調整等々基本的なことであるが、始めて取り組む人にとっては、最初に出くわす壁になることばかり。

 だがこの基本的な簡単な問題をクリアーできなくて、止めてしまう人が多いのではないかと感じられた。
 このあたりに、生ゴミの減量化即コンポスト化が進まない原因が潜んでいるような気がする。


福岡市のゴミ処理費用は、年間凡そ215億円
この内、家庭から出されるゴミの収集費用は68億円
燃えるゴミの35%が生ゴミだといわれるので、単純に計算すると生ゴミ収集費用は年間24億円
仮にこの費用を2割削減することか出来れば、削減できた約5億円を福祉や教育に回すことが出来る・・・
行政と市民が共通の認識に立ってじっくり取り組めば、あながち不可能な目標ではないと思うし、議論を深めることでより具体的な目標が浮かんでくるに違いない。

  でも、言うは易し・・・で、現実はそう甘くないか。
 市民の意識もそう高いとも思えないし、市当局の熱意もあまり伝わってこない。

グループ内で話し合ったこと
 本格的に生ゴミの減量化を目指すには、ダンボールコンポストにこだわることなく、身近な容器・基材を活用して、もっと手軽に処理できる方法を幅広く採用・普及することが必要ではないか・・・等々


我が家のダンボールコンポストの状況
(開始以来約50日、投入した生ゴミの量凡そ30kg 一日平均約600g)
ダンボールコンポスト_b0008825_1113489.jpgダンボールコンポスト_b0008825_1114389.jpgダンボールコンポスト_b0008825_11141713.jpg





生ゴミ投入前     生ゴミの醗酵状況     新たに生ゴミを投入

by matutaka31 | 2011-01-08 10:46 | 思いのまま | Trackback | Comments(4)
Commented by ヒロ at 2011-01-08 19:41 x
私の使っている アースラブ 酵素による分解法とそっくりですが これは 材料がピートモス等そのまま土壌にいい成分での分解なんですね。地にかえしたあと 段ボールものこるのが難点ですね。酵素式の くうた君を考案された 藤本女史は 環境大臣賞 をもらわれました 88歳です。クウた君の使用法も 問題点は多いと思います。インターネットで アースラブ酵素で検索すれば 佐々木という会社がでます。まさに これとクウた君のしくみは そっくりです。業務化にすれば効果大です 家庭用には
少し工夫が必要だとおもいます たとえば 少量の電気熱利用なら どうでしょうか。
Commented by matutaka31 at 2011-01-08 21:41
ヒロ さん 
色々情報をいただき、有難うございました。
生ゴミの処理問題、だんだん興味が湧いてきました。(^。^)
普及するかどうかは、金がかからない、手間がかからない、面倒くさくない、匂わない・・・等単純な問題にかかっているように思います。
このような問題を解決しなければ、今まで通り生ゴミとして出してしまう・・・。
クータくんは、使い方も簡単dでよさそうですが、初期費用が高いですね。
Commented by dojyou38 at 2011-01-10 23:43
私も環境問題には関心があり、ゴミの減量化には努力しています。
私はそこで疑問に思うことがあります。
生ゴミを2割削減して5億円が浮いたとして、
市の清掃局の予算が削減されると良いのですが、
ゴミ袋が有料化されてゴミの量が減った時と同じで予算は減らない。

そんな疑問を持ちながらも私はゴミ減量に努めています。
Commented by matutaka31 at 2011-01-11 21:18
dojyou38さん
そこが一番のポイントだと思います。
生ゴミのコンポスト化が進まないのは、その先の目標が見えないからだと思います。
2割削減できれば、これこれの対策を強化します・・というような目標を明確に示さないと、現状は進化しないと思います。
消費税を上げる見返りに福祉対策を強化する・・・というような目標設定が。
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