SNF MLに投稿されたS医師の情報(高齢者の歩行速度)に興味があったので、もう少し詳しく知りたくて出典をネットで検索してみた。
件の記事は、 海外の主要医学誌から生活習慣病にかかわる項目の中にあった。
「高齢者の歩行速度はその後の生存の予測因子」
その内容は上記表題に収録されているが、要点をピックアップしよう。
『高齢者の歩行速度によってその後の生存の予測が可能であると、米ピッツバーグ大学などのグループが発表した。
地域在住の65歳以上の高齢者を対象とした、平均年齢73.5歳の集団(35000人)のデータを用いて歩行速 度と生存との関係を調べた。
参加者(平均年齢73.5歳)の平均歩行速度は0.92m/秒(時速3.3km相当)であった。
追跡期間は6〜21年間で1万7,528例が死亡。全体の5年生存率は84.8%,10年生存率は59.7%であ った。解析の結果、すべての研究で歩行速度は生存率と有意な関係を示し,歩行速度が0.1m/秒(時速360 m相当)速くなるごとに死亡リスクは12%低下した。』
つまり 速く歩ける人ほど健康で長生きの可能性があることを示す研究発表で、我々が続けているウォーキングの参考 になる。
ウォーキングは一般的に速歩が奨励されているが、高齢者は急ぐあまり転倒して骨折でもしてしまったら元も子もない。
私はこれからも足をきちっと上げ、つま先を蹴りながら上体を起こして、出来るだけ早足で歩くことにしよう。
私のウォーキング目標:
速度:時速5km
距離:4km/日