ヤーコン(yacon)、聞きなれないお方も多いと思うが、知る人ぞ知る健康食品の一つ。
そのヤーコン、他の根菜類と同様、植え付けの時期になったので、その準備を始めた。
我が菜園では、もう10年近く作っているが、側を通る人がヤーコンの葉が茂っている様を見て「あれは何ですか」と質問される。
私はその都度、かくかくしかじかとヤーコンの薀蓄をかたむけるが、ほとんどの人が「アーそうですか」で終わり、「じゃー今度買って食べて見よう」とはならない。
健康によいことだという話には関心を示すけれど、いま一つ突込みがない。
何故だろう。
元々日本での栽培歴が短く、あまり一般にまだ知られていないようで、その料理方法もあまり普及していないせいではないだろうか。
関東・東海方面ではかなり普及していると聞くのだが、・・・。
ヤーコンは南米アンデス山脈地方原産のキク科の多年性作物。
日本に入ってきたのは1885年だといわれている。
地中に塊根と塊茎があって、塊根は食用に、塊茎は繁殖用(苗)に利用される。
塊根はさつま芋に似ているが、さつま芋と違って繁殖用にはならず、フラクトオリゴ糖を大量に蓄積しているのが特徴である。
芋(塊根)は水分が多く、シャキッとした食感と甘みがあり、炒めものや煮もの等加熱調理のレシピが色々紹介されている。
我が家では、細切りにして玉ねぎや青しそを入れた掻き揚げが一番人気。
当然晩酌の友としても絶品。