九博特別展「黄檗」を参観

九州国立博物館(大宰府市)で開催中の特別展 「黄檗」を参観した。

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 正直言って黄檗宗とは、禅宗の臨済宗・曹洞宗と並ぶ一宗派くらいの知識で、実家が臨済宗でありながらそれ以上の知識は皆無といっていいほどであった。
 

 ところがこの特別展をみるにつけ、日本に黄檗宗を広めた「隠元和尚」の偉大さもさることながら、日本文化に与えた影響の大きさに改めて吃驚させられた。
 隠元和尚が日本にもたらしたと言われる隠元豆はあまりにも有名であるが、意外に知られていない事に煎茶道の開祖、寒天の命名等がある。

 特別展は、隠元和尚が長崎の興福寺住持の招請を受けて1654年、当時63歳で弟子と共に長崎に渡来し、7年後の61年、京都宇治に黄檗山万福寺を開創、82歳で示寂するまでの19年間の業績を余すところなく展示されていた。
 展示内容上、止むを得ないことだけど、中国語が多く且つ仏教用語が多いので、説明書を読み取るのに苦労した。例えば、退隠、特諡、遺偈、示寂、世壽等々。

 禅師のあまりの偉業に引き付けられ、かつご一緒した人の熱心さに引きずられる格好で、昼食をとるのも忘れて見て回るうち思わぬ時間が過ぎてしまった。折角入館したのだから、ついでに常設展示室をみてまわるうち、後30分で閉館のアナウンスに大急ぎで残りを見て閉館5時直前まで、なんと6時間も館内に居たことになる。
 それにしても、これまでほとんど知ることのなかった黄檗宗について学ぶことが出来、充実の一日であった。
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九州国立博物館 緑に包まれた静かなたたずまい

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by matutaka31 | 2011-05-20 22:48 | 思いのまま | Trackback | Comments(6)
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Commented by dojyou38 at 2011-05-21 16:04
博物館に6時間はすごい !!!
博物館や美術館に行っても直ぐ疲れるので事前に目星をつけ、
それを重点に2時間、3時間は限度です。
空調の効いた所で運動するわけでもないのですが、
人の動きに合わせての見学疲れます。
隠元和尚、気になりながら行っておりません。
Commented by matutaka31 at 2011-05-21 18:19
dojyou38さんへ
長時間観て回ったことに、われながら驚いています。
博物館を追われるように出た後、やっと食事に入った店では食べ終わる頃にラストオーダーの時間だと言われそそくさと出る始末。
 次に入ったコーヒーの店でも、また同じようなことを言われる等、この日は異例ずくめでした。
Commented by taminamikawa1 at 2011-05-21 21:40
私の実家の寺が臨済宗(南禅寺派)なので、黄檗宗・曹洞宗については学生の頃、授業で習った程度の知識しか持ち合わせていません。
また、隠元豆は知っていますが、隠元が日本にもたらしたんですね。
寒天はよく食べます。これも隠元の命名ですね。
黄檗宗について何となく分かりました。
Commented by matutaka31 at 2011-05-21 22:04
taminamikawa1さんへ
禅宗といえば臨済宗・曹洞宗までは知っていても、黄檗宗を知っている人は意外と少ないようです。
臨済宗・曹洞宗は鎌倉時代に遡りますが、黄檗宗は江戸時代でわずか350年の歴史の為せる所以でしょうか。
Commented by tetsu807-2 at 2011-05-23 10:41
黄檗の特別展 最終週ぎりぎりにいかれたのですね。それにしても
6時間の参観とはほんとにすごいです。私もしばらく進んでは
引き返し、もう少し入念に見たいところを見に行ったりしていると
かなりの時間は経っていました。
Commented by matutaka31 at 2011-05-23 14:10
tetsu807-2さんへ
お陰さまで、たっぷり堪能させていただきました。
昼食抜きで6時間も、・・・われながら感心するやら吃驚するやら、異例ずくめの一日でした。
有難うございました。


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