夕顔と夜顔

 昨日の朝日新聞「天声人語」で、夜顔を夕顔と間違えたことを詫びる一文があった。
 一瞬、うん?と思って読み返した。
 正直言って、「夜顔」が存在することを知らなかった。長年趣味の園芸に携わってきた者として、無知を恥じる思いだった。
 早速、「花の辞典」で調べてみると、確かに「ヨルガオ」があった。
 「夕方になると甘い香りを漂わせながらアサガオに似た純白の大輪花開く・・・」とある。ヒルガオ科の蔓性植物、花はロート形で夕方から咲き始め翌朝にしぼむ。 別名夕顔ともいう。日本には明治の始め渡来した。

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写真は「夜顔」、インターネットよりお借りしました。

 もう一つの標準和名「夕顔」は、ウリ科の野菜(かんぴょうの原料となる)で、「夜顔」(別名夕顔)とは全く別の品種である。日本には平安時代に渡来した、とある。
 源氏物語や枕草子」に出てくる「夕顔」は、まさにこの「夕顔」であったことは言うまでも無い。

 日本には、「朝顔」、「昼顔」、「夕顔」があって、明治時代に「夜顔」が登場するのだが、既に標準和名の「夕顔」が存在したにも関わらず「夜顔」の別名を「夕顔」にしたのは何故だろうか。
 「夜顔」といえば、「夜の顔」の何処となく怪しげなイメージが付きまとうからなのか、それとも「ヨルガオ」より「ユウガオ」の方が言い易いか馴染み易いからなのだろうか。
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by matutaka31 | 2011-08-24 09:56 | 思いのまま | Trackback | Comments(8)
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Commented by dojyou38 at 2011-08-24 16:03
いや~「夜顔」なんてのがあったのですか。パソコンも知らないのか転換してくれませんでした。
パソコンが転換できないくらいですから、知らなかっても恥ずかしいと思わないことにします。
一つの花壇に朝顔・昼顔・夕顔・夜顔を植えると寝不足になりそうですね。
Commented by matutaka31 at 2011-08-24 17:08
dojyou38さんへ
私もまさか・・・と思いました。
朝・昼・夕・夜と、こんなに一日の間に花の名前が代わるのを眺めていると、暇人か風流人だったら、いろんなことを思い起こすことでしょう。
Commented by taminamikawa1 at 2011-08-24 21:35
夏の涼しげな代表的な花と家えば、誰しもアサガオ(朝顔)を
イメージしますが、朝顔に似た昼顔・夕顔・夜顔等があるんですね。
ゴーヤと並んで朝顔は日差し避け(緑のカーテン)としてよく見かけすが、昼顔・夕顔・夜顔等も同じでしょうね。
Commented by matutaka31 at 2011-08-24 21:56
taminamikawa1さんへ
ユウガオは、蔓も葉も大きく、しかも大きな実が生りますので、グリーンカーテンに相応しいかどうかちょっと疑問ですね。
夜顔は、行灯仕立てしか見たことがありません。
Commented by hibochan at 2011-08-25 06:48 x
夜顔は 知りませんでした。
朝顔は グリーンカーテンでもてはやされてるようです。
ここ二三日めっきり涼しくなりました 秋の気配
Commented by ippu at 2011-08-25 10:12 x
≪別名夕顔ともいう≫
結局、「朝顔」「昼顔」「夕顔」「夜顔」があって、「夜顔」のこと「夕顔」と呼んでもいいということですね?
Commented by matutaka31 at 2011-08-25 20:51
hibochan さんへ
夜顔を知っている人は、栽培経験のある人か余程の園芸通でしょう。
蕎麦の芽が出たようで、良かったですね。
Commented by matutaka31 at 2011-08-25 20:57
ippuさんへ
≪「夜顔」のこと「夕顔」と呼んでもいいということですね?≫
そのようです。
でもおかしいですよね。 夜顔と名前を付けておきながら、別名「夕顔」を黙認しているのは・・・。


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