女子大生のインタビユー

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 昨日午後、自ら所属するパソコン教室に出席するまでの約1時間半、某大学大学院博士前期過程の学生さんのインタビユーを受けた。
 現職の頃、新聞・ラジオ・テレビ等いわゆる海千山千連中のインタビユーを受けた経験は幾度かあるが、女子学生のインタビユーは始めてである。
 彼女は大学院で、将来人の心に寄り添える臨床心理士を目指して、心理学(人の心について)の勉強しているという。そのため、いろんな分野での先輩の経験を、今後、人の心と向き合う仕事をしていくうえでの糧とするのが今回の目的とおっしゃる。

私へのインタビユーの目的は、私の「原爆被爆体験を含むその後の人生について」であった。 原爆被爆という現実に、今までどう向き合って、どう感じてきたのか、その事実を具体的に教えて欲しいと言うことである。
そして、これからの若い人達に、こんなふうに生きてきた先輩もいるのだと、励みになるように活かしていきたいのだ、とおっしゃる。

 将来の進路を選んだ動機も聞かせてもらい、且つこのテーマに取り組むに至った思いを聞かせてもらったが、そのしっかりした考えと将来の目標に向かって具体的に取り組んでいる姿勢に感心させられた。

 私の被爆体験そしてその後の生きざまが、これから日本を背負ってたつ若者の励みの一助にでもなればと思い、自分の原爆経験と更に戦前戦後の混乱時代をどう生き抜いたか、また、直面した問題にどう立ち向かってきたか、等々当時の思い出話を含めて具体的に話をしてあげたつもりである。
 果たして彼女の希望に叶ったかどうか疑問が残るが、もう一度時間を作り、足りないところを補うことにして第1回目のインタビユーを終えた。
by matutaka31 | 2011-09-15 21:43 | 思いのまま | Trackback | Comments(10)
Commented by hibochan at 2011-09-16 07:18 x
実際の体験談でしょうから
若者にも受け入れられるでしょう
そしてこれから若者には 日本の中心として頑張ってもらいたいと思います。
Commented by ippu at 2011-09-16 07:57 x
≪そのしっかりした考えと将来の目標に向かって具体的に取り組んでいる姿勢に感心させられた≫
そうした立派な学生にとって、matutakaさんの体験談は素晴しい糧となることでしょう。
貴重なひと時でしたね。
Commented by matutaka31 at 2011-09-16 13:12
hibochan さんへ
社会環境も生活環境もすっかり変っている今の若い人達に、60年以上も昔のことを理解してもらうのは、難しいですね。
でも、事実を淡々とお話しするだけです。
Commented by matutaka31 at 2011-09-16 13:21
ippu さんへ
真剣に聞いてくれるので、こちらもつい話が長くなってしまいます。
日本が戦争したことすら知らない若者が増えている今、一人でも多くの若者に、原爆被曝や戦争のことを理解してもらわねばならないと思っています。それは当時を生き抜いた我々の義務だと思いますので・・・。
Commented by dojyou38 at 2011-09-16 17:19
女子大生からのインタビュー、新鮮ですね。
私も何度か新聞や雑誌のインタビューを受けたことがありますが、ゲラを見せないでいきなり発表され驚いたことがあります。
発言者の意思と関係なく、記者の意向に合うようにストーリーを作られ苦い記憶があります。
その点、学生の場合は変な垢に染まっていないので安心できるでしょう。
matutakaさんの熱意は素直に伝わることと思います。
Commented by taminamikawa1 at 2011-09-16 20:47 x
将来の日本を背負って立つ若い人達に
原爆被曝や戦後のもの不足等で苦労してきた生き様を伝えていくのは、我々の務めでもあるかと思います。
いい経験をされました。
若い人たちにとっても良い勉強と経験をされたことでしょう。
Commented by matutaka31 at 2011-09-17 09:32
dojyou38さんへ
素直に聞いてくれますので、つい余計なことまで喋ってしまうことになりました。
でも、相手の気持ちが伝わってくると、当時を思い出しながら、出来るだけ丁寧に話をしようという気になってしまいます。
“今の若者は・・・”という苦言を呈する人もいますが、懸命に努力している学生に接すると、日本の将来は捨てたもんじゃないとホッとさせられます。
Commented by matutaka31 at 2011-09-17 09:39
taminamikawa1 さんへ
将来の日本を背負って立つ真面目な若い人達に出会うのは、気持ちのいいもので、逆に元気付けられます。
taminamikawa1 おっしゃるように、我々の苦い経験とそれを克服した充実感を、”どうせわかりゃしないよ”と決めてかからないで、若い人たちに伝える義務がありますね。
Commented by よこはまT at 2011-09-18 00:44 x
このところ、matutaka31さんは「女性の能力の素晴らしさ」について
絶賛ですね(*^‐^*)

私もこのところ、惚れ惚れするほどの「人柄の伴う、優秀な能力を持つ若者」にたくさん巡り会い、よろこびに包まれます。
しかしながら、この世の中は、そのような人であるほど負担が課される仕組みになっているようで、周りの大人が心して「大切に育てる」責任を感じます。

そのインタビューが『活字』になったらぜひ見せてくださいね!
Commented by matutaka31 at 2011-09-19 11:22
よこはまTさんへ
日本の今は、シニアの世界で活動している凡そ70%は女性ではないでしょうか。
当然のことながら、女性との接点が多くなります。
お陰さまで、今まで良く分かっていなかった女性の感性の鋭さや好奇心豊かな行動力など、少しは理解できるようになったようです。(^。^)
≪そのインタビューが『活字』になったらぜひ見せてくださいね>
彼女が了解してくれたら、そうします。
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