あめ買い幽霊の話

b0008825_10483892.jpg ある日、パソコン教室の帰り道、一緒に歩いていた人が電柱に貼り付けられた「あめ買い寺通り」の真新しい看板を見つけた。
 前からこんな名前の通りがあったのだろうか?いやそれにしては看板が新しすぎる。
 それもそのはず、福岡市中央区では、歩きやすく、案内しやすいまちづくりのため、都心部の通り名称付けや名称標示に取り組む一環として、昨年から順次通の名前を表示しているとのこと。

なんとなく興味があったので調べてみると、名前の由来は、通りに面した安国寺にまつわる、「あめ買い幽霊の昔話」だということが分かった。
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 早速、安国寺を訪ねて、その由来を教えていただいた。
 説明資料をいただき、尚且つ幽霊にまつわるお墓まで案内いただき詳しい話を聞かせていただいた。


 
 資料「産女の墓の由来」に、こう記してある。
「岩松院殿禅室妙悦大姉、吉田又三郎の母、延宝七年(302年前)死亡す。其死亡直後、夜毎時刻違わず、一人の女が、安國寺門前の飴屋に来たりて、三文づつ飴を求むるあり。不思議に思いて其跡をつけると、安国寺の墓地に至りて姿消ゆ。偶々墓中に、赤子の泣き声聞ゆ。役僧に謀りて其墓を掘れば、亡母の死体の側に赤坊ありて、口の廻りに飴が付着している。蓋し慈母の精、亡霊となりて、愛児を育てしならんと。然るに其の児も久しからずして死亡せるものと見え墓碑の側らに夢参童女と刻し有るなり・・・爾来、安産祈願の参詣者多し。」
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 最近、幼児虐待の報道が目に付く。
 このような昔話を、単なる夏の夜の幽霊話ではなく、子を思う母親の話として語り継ぐ習慣があっていいのではないかと考えさせられる。
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by matutaka31 | 2011-11-03 10:52 | 思いのまま | Trackback | Comments(6)
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Commented by dojyou38 at 2011-11-03 17:42
この話し、定かではないが聞いたように思います。
本当に最近の我が子を虐待ニュースが絶えません。
聞くだけでも腹立たしく思いますが、そうした親たちの育てられ方にも問題があるのでしょう。
Commented by matutaka31 at 2011-11-03 18:02
最近の幼児虐待現象は、今時の母親を育てた親の世代の社会風潮や子供教育のあり方が影響しているとも考えられますね。
Commented by sibuya at 2011-11-03 20:54 x
私の兄弟姉妹は8人だ‥だから母は子供の世話も出来ないくらい忙しく
祖父母や姉兄に面倒を見てもらった‥それでも母の愛を受けて育った‥
と母に感謝したものだ。だが現在 子供は一人か二人しか生まない・・
それでも可愛い子供を虐待する親が多い‥何かが狂っているのかも・・
Commented by matutaka31 at 2011-11-03 22:12
sibuya さんへ
私も、母親は自分を犠牲にして子供を守り且つ教育してくれた・・・そういう思いが強いのですが、今は自分が大切で子供を犠牲にしているような母親が多くなっているような、変な社会になってしまいましたね。
Commented by hibochan at 2011-11-04 07:20 x
変わった名前ですが謂われを聞きますと納得
先般土浦の歴史散歩に参加しましたが旧い町名が変更になってました。以前の方がいいのになと思ってます。
Commented by ippu at 2011-11-04 07:25 x
≪「あめ買い寺通り」≫
おはようございます。
それにしても変わった名前の通りですね。


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