「福岡市原爆被害者の会」のホームページ

 定年退職後、被爆体験を風化させてはならない、語り継がねば・・・との思いがずっと続いていた。
 まずは自分で出来ることから手がけようと考えた末、ホームページに「私の原爆体験」を記し、その後は、「長崎県原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に2005年から毎年参加し、翌年2006年から「福岡市原爆被害者の会」会員の方から譲り受けた「被爆稲」を作り続けてきた。
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 そして今年、個人的活動の域を超えた、「福岡市原爆被害者の会」の活動の機会が訪れた。
 「福岡市原爆被害者の会」のホームページ作成のお手伝いをする傍ら、私が住む地域の幹事引き受けである。

 これまでも「福岡市原爆被害者の会」のホームページはあった。
 しかし、同会が入居している福岡市の施設「ふくふくプラザ」のホームページの中に、同会館入居団体紹介的で、しかも内容の更新もままならない、というものであった。

 日本が経験した悲惨な戦争や世界で唯一の原爆被害国であることを、ややもすると風化しかけている人達、とりわけ若年層の人達に、もっと積極的に語り継がねばならない。
 そのためにも、被爆者の会が日常行っているの被爆体験の証言活動や被爆者の体験証言記録を、もっと積極的に伝えるホームページの充実は、同会にとってどうしても急がなければならない課題になっていた。

 ホームページ作成はプロに依頼する方法も考えられたが、爪に火を灯すような活動費の中では叶うはずもなく、自前で作成せざるを得ない。  でも事務局にホームページ作成経験者はいない。
 自分のホームページ作成しか経験のない私が、身の程も考えず、敢えてお手伝いを引き受ける気になったのは、被爆経験を風化させてはならないとの気持が強く働いたことと、きっと後世に伝えるいい手段であるに違いないとの確信を抱いたためである。

 ホームページ作成に当たっては、もう10年も前の頃、シニアネット福岡に加入した直後、愛宕浜教室で教わったホームページ作成が大変役立った。
 当時は自分の趣味をホームページに現したいという気持で勉強したのだが、今、私のボランティア活動の一つである大仕事の担い手になろうとは夢にも思わなかった。
 当時、懇切にご指導いただいた諸先生の方々への感謝の念で一杯。


 作業はパソコンを一定時間占有することになるので、事務局の日常作業に影響しないよう原則として日曜日に限定される中、手馴れない作業で手間取ってホームページの仕上がりも遅れてしまった。
 更に、組織内手続き上の紆余曲折を経て、10月にやっと公表の手はずとなった。
 ともあれ、当初計画より半年遅れになったが、福岡市原爆被害者の会の活動の新しいページが開かれた。
 一人でも多くの方々に、活動内容や悲惨な被爆体験談を読んでいただけることを願って止まない。

   ホームページURL:  http://www7b.biglobe.ne.jp/~hibaku/

 作成技術は不十分の謗りを免れないことは承知しているが、内容そのものは、原爆被害の実態、被爆者の証言を忠実にお伝えすると同時に、被爆者の会の活動内容を出来るだけ細かく紹介することを目指して、これからも充実・更新のお手伝いを続けようと思っている。
 アクセス頂いた方からのご意見を糧として。

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by matutaka31 | 2011-11-05 11:56 | 思いのまま | Trackback | Comments(13)
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Commented by hibochan at 2011-11-06 06:50 x
会の運営に携わることは 大変なことです。
唯一の被ばく体験国頑張って下さい
立派なHP拝見しました。
Commented by ippu at 2011-11-06 10:22 x
≪ 「福岡市原爆被害者の会」のホームページ作成のお手伝いをする傍ら、私が住む地域の幹事引き受けである≫
日本だけの、“原爆を投下された悲劇”を風化させないために努力しているmatutaka31さんには頭が下がります。
Commented by matutaka31 at 2011-11-06 10:46
hibochan さんへ
HP見て頂いて有難うございます。
何かをしなくては・・・との思いが、私を動かしているようです。
Commented by matutaka31 at 2011-11-06 10:52
ippu さんへ
ご支援、有難うございます。
被爆体験者が年々少なくなる中、このままでは風化してしまうのではないかと思うと、傍観する気にはなれないのです。
Commented by taminamikawa1 at 2011-11-06 15:43
個人の域を超えて活動されるmatutaka31さんに敬意を評します。
「福岡市原爆被害者の会」のホームページを拝見させていただき、
原爆の恐ろしさと同時に、二度とこのような被爆者を出さないためにも、核廃絶の必要性を痛感しました。
特に、被爆者の写真は特に胸が痛みました。
Commented by tetsu807-2 at 2011-11-06 15:58
『原爆を風化させてはならない』これは日本人として当然の
事ながら、戦後60年を経過した現在、日頃の雑事に紛れ
私を含めどれほどの人が心に留めているだろう?
このような記事を読ませていただくと反省と同時に、再び
深く心に刻みました。
Commented by matutaka31 at 2011-11-06 17:34
taminamikawa1さんへ
有難うございます。
被害の悲惨さは、写真が最も訴える力があります。
長崎・広島両県のご協力をいただき、更に枚数を増やしたいと思っています。
Commented by matutaka31 at 2011-11-06 17:38
tetsu807-2さんへ
読んでいただき、有難うございます。
戦争や原爆被害のことを知らない若者が増えている・・・こんな話を聞くと、やりきれない気持になります。
一人でも多くの方に見てもらいたい、と願っています。
Commented by tenpai8 at 2011-11-08 17:29 x
この会の趣旨、目的、ともに日本人の存続、世界人類の存続に直結出来るかの真髄です。現在日本が直面している「原子力原因の人災」をも考える起爆剤になることを祈ります。編集、構成ともに目的にピッタリの出来栄えに脱帽です。
Commented by matutaka31 at 2011-11-08 21:58
tenpai8 さんへ
恐れ入ります。
世界で唯一の被爆国日本、全国民あげて核兵器の無い世界を目指すべきだと思うのですが、残念ながら国民の意識は冷めていくばかりです。
なんとか風化を止めたい、との一念です。
Commented by dojyou38 at 2011-11-09 10:31
「福岡市原爆被害者の会」のホームページの作成本当にご苦労様でした。
折鶴会では私たちが知らないところで幅広く継続的に活動していることが良く分りました。
ただ、HPの読みお年かもしれませんが、被爆二世対策が有る県が少ないこと、肝心の長崎や広島が無いのが疑問に思いました。
福島原発事故を機に核廃絶の世論が更に広がることを願っています。
Commented by matutaka31 at 2011-11-10 09:31
dojyou38さんへ
貴重なご意見、有難うございました。
dojyou38さんの疑問、もっともだと思います。
被爆二世対策が自治体毎にこれほど差があるのは意外ですし、とりわけ長崎・広島の対応には首を傾げざるを得ません。
折を見て、その真意を質さなければと思っています。
Commented by nisiyamasusumu at 2013-02-07 08:50 x
すばらしいホームページ拝見しました。がんばってください。ヒバクシャが社会にむかつてもっと積極的に発言してください。


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