冬至を過ぎて日が長くなると思うと、夏至を過ぎて日が短くなるのに比べ、何故か気分的に明るくなる。
まだそれ程感じないが、これから一日一日昼が長くなり陽射しが強くなるにつれ、あらゆる植物が芽をふき、とりわけ長日植物は勢いを増し、辺りは新緑に包まれ、自然界はエネルギーに満ち溢れてくる。
暦の上ではまだ小寒に入ったばかりでこれから寒さが本格的になるにもかかわらず、そんな日が確実に近づくかと思うと、心は早くも温かさを感じ、これからの寒さも我慢できる。
私は、昼が長くなると言うよりも日の出が早くなるのが嬉しい。“よしっ今日も・・・”という気力が湧いてくるのを感じ、アウトドアー派にとっては何がしか得をするような気になるから。
その日の出時刻が早くなり始めるのが、ここ福岡では1月17日から。
国立天文台 天文情報センター 暦計算室の情報によれば、福岡の日の出時刻は冬至を過ぎてもなお12月末まで遅くなり続け、1/1~1/16間は同じ7時23分。そして1/17から徐々に早くなる。
一方日の入りは12月初めから徐々に遅くなり始めているので、昼の時間はわずかながら長くなりつつある。
1/ 1 日の出 7:23 日の入り17:21
1/16 日の出 7:23 日の入り17:33
1/17 日の出 7:22 日の入り17:34
このように、当福岡では1月16日を境に17日から日の出が少しづつ早くなり、既に日の入りが遅くなっているのと合わせ、昼の長さが加速する。
来月には梅の花が咲き、わが菜園では春~夏作野菜の準備に取り掛かる。
遠くからかすかに春の足音が聞こえてくるようで、年を重ねた肉体といえども、心がときめく。