収穫とその後のメンテナンス

 去る12日、好天に恵まれ庭の「八朔」を収穫した。
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 柑橘類の中には、木に生ったまま完熟させるのもあるが、八朔は木に生ったまま熟成させると苦味が増すので、この時期に収穫して約1ヶ月くらい保管・熟成させると美味しくなる。
 もう一つ、何時までも実をつけたままだと木に負担がかかるので、木の消耗を防ぐ目的もある。

 脚立に登って収穫していると、見知らぬ人が声をかけてくる。
 緑の葉に包まれるように黄色いミカンが鈴なりに生っているさまは、遠くからも目立つらしい。 みかん好きな人ほど関心があるようで、「デコポンの収穫は何時がよいか」など、私が知らないことまで質問される始末。
でも、この八朔が取持つ縁で、見知らぬ人たちとの会話が弾むのもいいものだ。
 庭にこんなミカンを育てる楽しさ、収穫する喜び、旬の味をいただく幸せ・・・感謝の一言に尽きる。
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この八朔の木、少し背が高くなりすぎた。
 木に登って収穫するには、66kgの体重を支える程枝が大きくない。仮に登っても枝先まで手が届かない。
 4段の脚立を使うが、上の方に上がるとバランスが危うくなるので、高鋏みを使う。
 今年こそ、上の方の枝を少し剪定しよう。

 収穫した後は、お礼肥を施し、病虫害の防除、整枝・剪定作業が待っている。収穫しっぱなしで、何もしなくてもそれなりに来年もある程度の収穫は出来るだろう。でも、次第に木は細り、みかんも小さい実になり、数も少なくなるばかりか味までまずくなってしまうだろう。
 そのしわ寄せがみかんの木の成長と収穫にじわじわ影響して、何年か先には枯死(早死)してしまうい違いない。
 後継者がいなくなったのか、荒れ放題になったミカン畑で、茎葉共に生気をなくして枯死寸前のミカンの木をよく見かける。
 
 八朔の収穫後の管理を、わが身の健康管理に置き換えてみよう。 
by matutaka31 | 2012-01-15 18:20 | 思いのまま | Trackback | Comments(8)
Commented by hibochan at 2012-01-16 06:50 x
見事な八朔 デコポン昨年寒さで枯れましたので新たに植え込みました。現在ネットで覆ってます
我が家の温州みかん食べきれず残ってますがヒヨドリに狙われはじめましたので摘もうと思います。
お礼肥の重要さがわかりました。
Commented by ippu at 2012-01-16 09:36 x
≪・・・この八朔が取持つ縁で、見知らぬ人たちとの会話が弾むのもいいものだ・・・≫
八朔は美味しいですね。ミカンの中でも特に好きです。
舌の手術をいてからは、ジュースにして飲んでいます。
Commented by matutaka31 at 2012-01-16 09:46
hibochan さんへ
デコポン、残念でしたね。
温州みかんのヒヨドリへのおすそ分け、自然の光景もいいですが、ヒヨドリは人間になつきませんね。
Commented by matutaka31 at 2012-01-16 09:49
ippu さんへ
八朔は、歯ざわりいいです。それにあまり酸っぱくないのが・・・。
ミカンと野菜、我が家では年中なくてはならない食べ物です。
健康の基だと思っています。
Commented by dojyou38 at 2012-01-16 18:07
自然の恵みを受け、その恵みを育てる。
自然相手ですから苦労もあるでしょうが、
手を掛けた分だけ応えてくれる楽しみが有ると思います。
Commented by taminamikawa1 at 2012-01-16 20:51
八朔は大好物です。
色艶といい、大きさといい、美味しそうですね。
Commented by matutaka31 at 2012-01-16 22:13
dojyou38さへ
おっしゃるとおりです。
愛情を注げば、その分裏切ることなく応えてくれます。
だから自然相手は、楽しいいです。
Commented by matutaka31 at 2012-01-16 22:17
taminamikawa1さんへ
お陰さまで、素人なりに立派なものが出来、満足しています。
1ヵ月後の試食が楽しみです。
今日、肥料を買ってきましたので、温かい日にお礼肥えそしようと思っています。
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