“ただ今、サロベツ原野を歩いています” と言っても、インターネットバーチャルの世界。
サロベツ原野と言えば、日本最北端の国立公園、利尻・サロベツ国立公園のの一角を占める広大な原野。
360度見渡す限り視界を遮るものがないこの平原にも遅い春が訪れ、スズラン・エゾカンゾウ・エゾスカシユリ等々の花が咲き乱れていることだろう。
運がよければキタキツネやエゾシカに出会えるのではないか・・・・と遥か北国の平原をイメージしながら歩いている。
札幌勤務時代この原野を何度か通過したことはあるが、梅雨がない北海道で最も見応えのある、この時期に降り立ったことがないので、せめてゆっく広大なり自然を味わいながら歩きたいと思っている。。
日本一周8,955kmの内2,777km歩き、凡そ3分の1踏破したことになる。
6月中に、日本の最北端の地稚内を通過し、いよいよオホーツク海側に出る。
このウオーキングが現実であれば、稚内の沖でソイ釣りを楽しみたいところだ。なぜなら釣りキチの私にとって、忘れることが出来ない思い出の海だから。
昭和45年7月、この沖で釣った
「黒ソイ」 を思い浮かべながら、もう訪れることがない遥か遠いサロベツ原野をに思いを寄せている。