知床の想い出

 インターネットバーチャル日本一周の旅の途上、今、北海道標津市から根室市に向かっている。
 9月は網走から知床半島に思いを残しながら標津を通過した。知床半島には以前一度だけ訪れたことがあるが、それも半島の根っこ付近だけで、ついに半島の中まで立ち入る機会がなかった。せめて羅臼付近まででも行ってみたかった。
 知床半島は、屋久島(鹿児島県)、白神山地(青森、秋田県)に次ぎ世界自然遺産登録の3件目となるので、元気なうちにもう一度訪ねてみたいところだけれど・・・。
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 自然豊な想い出とは正反対に忘れられないのが、武田泰淳のひかりごけ事件をモチーフとした小説『ひかりごけ』である。ひかりごけ事件は、1944年5月に、現在の北海道羅臼町で発覚した死体損壊事件で、日本陸軍の徴用船が難破し、真冬の知床岬に食料もない極限状態に置かれた船長が、仲間の船員の遺体を食べて生き延びたという事件である。極限状態に追い込まれた人間の生き様が、私の心に生々しく刻まれている。

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 この一ヶ月間に歩いた距離は、122km、一日平均4.1km。 残暑厳しい時期にしては、まずまずの出来と思うことにしよう。
 10月は根室から、想い出深い釧路を目指すことになる。

 今は亡き森繁日久弥の歌「新しれとこ旅情」を、インターネットにアップされた中からお借りして懐かしむことにしよう。

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by matutaka31 | 2012-10-03 09:49 | 思いのまま | Trackback | Comments(4)
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Commented by dojyou38 at 2012-10-04 15:09
新しれとこ旅情、懐かしく聞かせて貰いました。
私はエリモ岬から苫小牧に向かっています。
私が頑張っている(?)から、なかなか縮まりませんね(笑)
Commented by matutaka31 at 2012-10-04 20:32
dojyou38さんへ
お久しぶりです。
もう襟裳岬を過ぎ苫小牧へ、ですか。
縮まるどころか、大分離されたようです。
もう少し頑張らなくっちゃ!(^。^)
Commented by hibochan at 2012-10-05 07:50 x
知床十年ほど前遊覧船で楽しみましたが湖歩いてみたい
結婚式に二人で知床旅情弟のギターで歌いました。
当時加藤登紀子の歌が流れてました。
あれから四十一年です。
Commented by matutaka31 at 2012-10-05 11:55
hibochan さんへ
≪結婚式に二人で知床旅情弟のギターで歌いました。≫
夫婦愛・兄弟愛、いいですね。41年後の今も、そのままの様子が伺われます。


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