日本人の「愛」の反対語は「無関心」

 ある展示会場で、大きな掛け軸にかかれた書の中に「愛」の文字を見つけた私は、ふとある偉人の言葉を思い出し、側にいた人に「愛の反対語はなんでしょう?」と問いかけた。
 その人は少しの間考えた後「無関心」と答えた。 それを聞いた私は、流石・・・と思った。 国語の常識では、愛の反対語と言えば、「憎」、「嫌」が口をついて出てくる筈なのに「無関心」が飛びだしたから。
 私自身、以前この言葉を聞いたとき、言いようもないショックを受けていたので、どうして・・・?と聞きなおすと、「どこかで聞いたことがある。有名な人の言葉だったと思うが、妙に心を打たれたので・・・」と。
 
 その偉人の言葉とは、「マザーテレサ」が日本に来たとき口にした言葉である。日本人なら誰でも「愛」の反対語は?」と聞かれれば、「憎」と答えるのに、今では「無関心」と言う言葉が国語の常識を飛び越え、心ある日本人の心を強く打ったに違いない。日本人は、もっともっとこの言葉の意味を噛みしめるべきである、・・・そう思いながら、マザーテレサの言葉をもっと詳しく知りたくて調べてみた。

 初めて日本を訪れた時、マザーテレサが語ったといわれる言葉を引用しよう。
日本に来てその繁栄ぶりに驚きました。日本人は物質的に本当に豊かな国です。
しかし、町を歩いて気がついたのは、日本の多くの人は弱い人、貧しい人に 無関心です。
物質的に貧しい人は他の貧しい人を助けます。
精神的には大変豊か な人たちです。物質的に豊かな多くの人は他人に無関心です。精神的に貧しい人たちです。
愛の反対は憎しみとおもうかもしれませんが、実は無関心なのです。
憎む対象にすらならない無関心なのです。

 これほどまでに、今の日本人の心の貧しさ指摘された言葉はないのではなかろうか。戦後、誤った民主主義の思想のもとに育った日本人は、いつの間にか自分本位になり、自分さえ良ければ・・・自分達さえ良ければ・・・と思うのが当たり前になってしまっている。
 困った人を見ても、正面か見つめようとしない社会になってしまっていることすら気付いていないのかもしれない。
マザーテレサの 「憎む対象にすらならない無関心」 、これほど痛烈に日本人の心の貧しさを指摘した言葉を、私は他に知らない。
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by matutaka31 | 2012-12-25 16:58 | 思いのまま | Trackback | Comments(4)
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Commented by hibochan at 2012-12-26 07:19 x
無関心
これほど酷い言葉は 無いように思えます
最近の日本人無関心波が多い
マザーテレサ 箱根の超高級ホテルの案内に宿泊名簿に載ってる人くらいしか登場しませんが調べてみたい
Commented by matutaka31 at 2012-12-26 10:26
hibochan さんへ
ショッキングな酷評です。
日本人が平和ボケしている証拠を突きつけられているように思います。
多くの日本人が、このような目で見られていることに、気付いていないのでは
ないでしょうか。
Commented by dojyou38 at 2012-12-26 14:40
愛の反対は無関心、言われてみればその通りですね。
無関心は無視に通じます。
いじめが問題になっていますが、一番陰湿ないじめは無視し、無視されることでしょう。
全く愛してないからこう言う行動に出るのでしょうね。
Commented by matutaka31 at 2012-12-26 22:42
dojyou38さんへ
外国人に言われて八ツとする今の社会現象は、日本の教育現場に
問題があったのかと、いろいろ考えさせられます。
本当の愛が通じ合う社会を取り戻したいものです。


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