68年目の被爆稲

 今年も、広島・長崎にとって、68年目の熱い8月がやって来た。

 68年前、長崎の被爆地で奇跡的に生き残った被爆稲。その被爆稲が有志によって後毎年作り続けられているが、今年も我家の庭でその68代目の子孫が元気に育っている。  長崎市原爆死没者慰霊平和祈念式典会場で配布された被爆稲の種を、福岡市原爆被害者の会の方が貰い受け、その一部を分けてもらったのがきっかけで、我家の庭で作り続けて今年で8年目になる。

 被爆体験を風化させていけないとの思いと、放射線による遺伝子損傷の事実をこの目でしっかり見届けておきたいとの思いで作り続けている被爆稲。 見かけは普通の稲とちっとも変らないが、籾を収穫してみると、遺伝子に深い傷を負っている実態が浮き彫りになる。
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植える場所に制約があるので、今年は2鉢6株だけだけ。


 今年から、「福岡市原爆被害者の会」の語り部として、被爆体験を証言する活動をはじめた。そうした活動の中で、この被爆稲が未だに放射線の影響と見られる現象(籾に実が入らないシイナが多い)を引きずっている実態を、機会あるごとに話をしている。

 日本が世界で唯一の被爆体験国であること、そしてあの悲惨な被爆体験を絶対風化させてはいけない!命ある限り、被爆証人として、被爆体験を後世に語り継がなければならない。 そんな思いを込めて、被爆稲が育つのをこの目で今年も毎日見守っている。

 
 
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by matutaka31 | 2013-08-04 09:38 | 思いのまま | Trackback | Comments(4)
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Commented by dojyou38 at 2013-08-04 16:30 x
日本は被爆国として率先して同調すべきなのに「核の非人道性批判する共同声明」に同意していません。
福島原発の事故原因も究明できないまま、核廃棄物の処理方法も解決しないまま、
原発を再稼動や原発の輸出を進めようとしている。
わが国政治家の国際感覚の無さに失望することばかりです。
このことを被爆者追悼式典を目前にして強く思います。

序ですが、私のPC入院しました。 知人のPCからコメントしています。
私のPCが回復するまで暫くブログを休みます。
Commented by matutaka31 at 2013-08-04 21:31
dojyou38さんへ
日本は、「いかなる場合も」の一言にこだわり、同意しなかったといわれています。
即ち、場合によっては核兵器使用を認める、意思表示に他ならないので、国際的な信用をなくしてしまいました。

 パソコンが早く退院できるといいですね。
ブログ再開をお待ちしています。
Commented by hibochan at 2013-08-07 07:22 x
68年目忘れないためにも素晴らしい活動だと思います
言うのは 簡単ですが中々実行出来ません
当地の稲豊作の予感
Commented by matutaka31 at 2013-08-07 18:04
原爆被爆、原発被曝の実態が風化していくのが恐ろしくなります。
風化を防ぐのが、私達の使命だと思っています。


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