68年目の被爆稲の収穫

 あの悲惨な、原子爆弾の被爆体験を風化させてはいけない!
 「自身の被爆体験を後世に語り継がなければならない」との思いを込めて、被爆後68年目になる被爆稲を作り続けて8年目になる。
 その稲を、先日刈り取った。2鉢に作ったわずか6株の稲。
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 私にとってこの被爆稲の栽培は、研究目的でもなんでもない。
 68年前長崎で被爆し生き残った無言の生き証人である被爆稲を、自身の原爆についての意識が薄れないように、大切に作り続けることが目的だから、なにかデータをとることも、現在栽培されている稲と比較対象にするようなこともしていない。
 勿論水田で栽培するようなこともできず、庭の片隅で鉢植えだから、稲の生育条件は決してよくないのは承知のうえ。

 今年は雨の少ない暑い夏であったが、庭での栽培だから水遣りも行き届いて、鉢植えにしてはよく育ったように思う。
 また毎年悩まされるスズメの被害もなく、まずまずの出来だと思っている。

 稲穂をよく見ると、実が入らない空籾の発生は依然として多い。
 これまで言われてきた、稲の遺伝子が放射能によって何らかの損傷を受けているのではないかと思われる、この現象は今までと変っていないようだ。 

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 あくまでも仮説だが、この現象が人間に当てはまるようだと、放射能の影響の恐ろしさは想像を超えるものである。
 改めて、核兵器廃絶と原発ゼロ実現への思いが募る。



  
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by matutaka31 | 2013-10-08 23:29 | 思いのまま | Trackback | Comments(6)
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Commented by taminamikawa1 at 2013-10-09 23:03 x
オリンピックに参加することに意義があると同じように、
原爆を風化させないためにも被爆稲を作り続けてください。
できれば、この被爆稲を後世の方にも作り続けてほしいですね。
Commented by hibochan at 2013-10-10 07:54 x
たくましく生き続け今年も実りました
生き証人として頑張ってください
こちらも稲刈り終了新米が届きました コシヒカリです。
Commented by dojyou38 at 2013-10-10 09:23
被爆稲、今年も立派に育ちましたね。
でもmatutakaさんの言われるように空籾の発生が多いのが気になります。
併せて、8年間も継続していることに敬意を表します。
福島原発事故の処理、オリンピックまでに目処が付くのでしょうか?
Commented by matutaka31 at 2013-10-10 13:28
taminamikawa1 さんへ
多分、私が健在な間は、作り続けるでしょう。
去年長崎放送の取材を受けた時、この運動の環が広がって欲しい
という考えをつたえました。
風化が進むにつれ、日本の右傾化が進むようで気になります。
Commented by matutaka31 at 2013-10-10 13:32
hibochan さんへ
68年前の米の品種を今の米と比べると、米の品種改良の進歩が
垣間見えるy法です。
物言わぬ生き証人として、大切に育てます。
Commented by matutaka31 at 2013-10-10 13:38
dojyou38さんへ
福島原発事故の影響は、人が忘れかけた頃から、ジワジワ出てくる
可能性がありそうでなりません。
政府要人の言葉と現場の実態に、かなり開きがありそうですね。
7年後すっきり出来るほど、放射能問題は単純ではないと思います。


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