昨年まで秋に行われた「シティウォークin福岡」は第16回で幕を閉じ、代わりに始まった「健康づくりフェスタふくおか」の「第1回福岡城下のびのびウォーク」7kmコースに、5月25日仲間と参加した。
コースは、大濠公園を一周半した後舞鶴公園の福岡城跡を廻る7km。
参加人員は、老若男女合わせて定員1500名。
出発点では官兵衛や長政がお見送り
梅雨明け時の天候を思わせる好天で気温29度と真夏並みの暑さだったが、湿度が低かったせいか、木陰に入ると心地よい涼しさを感じる、まずまずのウォーキング日和であった。
大濠公園の水辺空間を楽しんだあと、緑に囲まれた福岡城跡の石垣を眺めながら福岡藩当時を思い浮かべながらのんびり歩くコースであったが、大濠公園内の人の多さに比べ、舞鶴公園は一般の観光客が少ないのに改めて驚く。
それでも緑に覆われた城跡は、静かな散策路としては素晴らしく、森林浴を楽しみながら気持ち良く歩くことができた。
福岡城跡、天主台から福岡ドームや福岡タワー方面の眺めが素晴らしい
天主台跡付近を歩く参加者
舞鶴公園はスポーツ施設が多く一般の観光客には馴染みがないうえ、福岡城跡に対する関心度合いが低いのだろうが、隣接した二つの公園でこれほどまでに人気に差があるのは、福岡市の観光資源の活用の面から考えると勿体ないことで、福岡市の観光行政のあり方に問題を提起していると思う。
今回のコース設定は、大濠公園と福岡城跡を一体化した、福岡市のシンボル的な一大公園の実現を先取りしたようなもので、この二つの公園がもっと市民に親しまれるように衣替えしてほしいものだ。
歩き終わった後、公園内の緑滴る木陰に寝そべって、汗ばんだ体をしばらく休める。
大濠公園の水面を渡ってくる涼しい風を心地よく感じながら木の枝葉を通して見える青空を眺めていると、童心に還ったようで心身ともに安らぎを感じる。
まさに癒しの空間そのもので、それまでの疲れが吹き飛んでしまった。