7月5日(土曜日)、作家で東京大空襲の語り部でもある早乙女勝元氏の講演「戦争も原発も二度とくり返すまじ」を聴いた。
今週から小学校での平和学習に参加するため、「被爆体験を語る」語り部としての心がけを学んでおきたかったから。
氏の話は、戦争の悲惨さを語りながら、その悲惨な状況が再現しそうな今の日本の動きを強調しながら平和の尊さを考えさせる語り口で、大変分かりやすい内容であった。
この講演で得たことは今後、私が被爆体験を語る上で大変参考になったので、これからの平和学習に活かしていきたい。
講演を聴き終って仲間と、7月1日~15日まで繰広げられている博多祇園山笠を見物した。
博多祇園山笠は、今年3月にユネスコ(世界無形文化遺産)に届出を出している、773年の歴史を刻む伝統のまつり。
祇園山笠の見所は、18箇所の飾り山笠と、10日「流舁き」から始まる7つの舁き山笠である。
川端中央街(表)智略軍師官兵衛
川端中央街(見送り)ドラえもん
飾り山笠は、17箇所と番外(櫛田神社)あわせて18箇所にあり観光客の目を楽しませている。
勇壮な動の舁き山笠に対し、飾り山笠は静で優雅そのものである。
土曜日とあって、川端商店街では博多小学校児童による舁き山笠が、オイッサ!オイッサ!の掛け声とともに勢い水を浴びながら商店街を駆け巡っていた。
博多小学校の児童による舁き山
小さな子供達が粋な締め込みをして真剣な眼差しで山を担ぐ姿は、数年後の大人の舁き手を思わせるに十分で、それを見守りながら指導する大人たちとの息もぴったり。
博多山笠の伝統をつないでいく微笑ましい温かい雰囲気が漲り、見る人に感動を与えていた。
博多の街は、15日午前4時59分の一番山笠「櫛田入り」に向って盛り上がっていく。