軍師 官兵衛 展

 福岡市博物館で開催中のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」展を先日、仲間を誘って観に行った。

b0008825_2026264.jpg

 久しぶりに天候にも恵まれた土曜日とあって、夏休みの自由研究課題を抱えているのだろうか、熱心にメモを取る子供や親に説明をしてもらう親子の姿が目立つなど、大勢の入場者で押すな押すなの盛況であった。
 混雑は覚悟していたので腹を決めて、人ごみの間を流れに逆らわないように、順々にゆっくり観ていくことにした。


 数ある展示品の中で唯一私が手にとってみたいと思ったのは、官兵衛が信長から貰ったといわれる名刀「圧切長谷部」。子供の頃親の目を盗んで、日本刀を抜いたときのあの重量感が甦って・・・。

 それはさておき、多くの展示品に圧倒されてしまったが、 大河ドラマ「軍師官兵衛」では見えない部分即ち、戦国時代を生き抜いた武将の文武両面に亘る生き様をうかがい知ることが出来、楽しい見方が出来てよかった。

 信長、秀吉、官兵衛にしろ戦国時代を生き抜いた武将に共通していることは、いずれも「文武両面」に長けていることである。 一国の領主として生死をかけて生きぬいた武将は、武力によるカリスマ性だけでなく、お茶、詩、俳句など文の面にも造詣が深かったことをいろんな展示品が示していた。

 その一例として私達が感心したのは、書き直した文字もなく綺麗に書かれた数々の筆字の書状、しかも一文字違わず、サラサラと書きあげていることには驚きである。 争いに明け暮れた時代に、よくもま~これほどまでにと思うほどの達筆ぶりを見ると、何時の間に勉強したのだろうかと思ってしまう。

 戦国時代といえど、文武両道が国を治めるために求められたのであり、彼らは単にもって生まれた素質を発揮するだけでなく、人知れず努力を積み重ねたのであろう。

 この展示会を通じて当時の武将の生き様を知ることが出来たが、ふと思ったことは、その支配下にあった領民の暮しや心情は如何なものであったのだろうか、とそちらの方に思いが廻ってしまった。

 14時に入館し、出てきたのはなんと18時過ぎ実に4時間以上もかけて熱心(?)に、観賞したことになる。博物館には度々行くが、こんなに長時間休みなく観て回るのは、今までになかったこと。
 内容は見応えのある展示物が多かったこともさることながら、それにしても4時間以上も立ちっ放しは流石に疲れた。 でもその疲れも、その後のビールを飲みながらの懇談で、心地よい疲れに変っていく。


[PR]
by matutaka31 | 2014-08-21 20:29 | 思いのまま | Trackback | Comments(10)
トラックバックURL : http://matutaka.exblog.jp/tb/23207491
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by よこはまT at 2014-08-22 14:11 x
matutaka31さんがお感じになったように、もって生まれた素質を生かすための、努力を積み重ねるということが、その人となりとして花開いていきますね。難しいことです。
歴史を学んでいるときの醍醐味は、「私が生きているというのは、この時代を先祖も生き抜いてくださったのだなぁ」という想いで、時間の旅ができることですね。
『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ』耳に痛い言葉でもあります^^
Commented by taminamikawa1 at 2014-08-22 20:45 x
わが母校もキャッチフレーズは文武両道です。
もっとも、言うは易く行うはがたしですが・・・。
さしずめ、小生の場合はブログと山歩きで文武両道を
目指しています。
Commented by matutaka31 at 2014-08-22 21:17
よこはまTさんへ
歴史に学ぶことが遅すぎた・・・、若い頃は歴史が好きになれませんでした。もう遅いけど。
タイムスリップして、当時に思いを馳せながら、あれこれ想像するのは
楽しいですね。
福岡市の歴史探訪に現を抜かしています。

Commented by matutaka31 at 2014-08-22 21:22
taminamikawa1さんへ
文武両道、私の好きな言葉です。
自分の現実とは乖離していますが・・・。
戦国時代の武将には、学ぶ所大ですね。
これからも、ブログと山歩に頑張ってください。
Commented by hibochan at 2014-08-23 07:48 x
大河ドラマ佳境に入ってるようです
武の素晴らしさは わかりますが文は 詳しく知りません
只今甲子園大会文武両道でありたいもの
Commented by matutaka31 at 2014-08-23 09:18
hibochan さんへ
文武両方を究める、言うべくして難しいことですね。
人の上に立つ者は、こうありたいものです。
歴史はいろんなことを教えてくれますが、今の政権はどうでしょうか。


Commented by tetsu807-2 at 2014-08-23 11:17
『軍師官兵衛展』もあとひと月を切りましたが、忙中閑ありで
時間がとれてよかったですね。私もいろんな歴史展を観に
行って、いつも思うことですが、戦国時代の武将たちの
達筆に驚かされます。それも例外がないのです。
Commented by matutaka31 at 2014-08-23 23:12
tetsu807-2さんへ
自分の怠け癖は棚にあげて、彼らは何時勉強したんだろうかと、
つまらない勘ぐりをしています。
子供の頃、あんな展示会に行く機会があったら、少しは勉強したかも・・・と負け惜しみを言っていますが、誰も相手にしてくれません。
Commented by dojyou38 at 2014-08-24 17:37
官兵衛の文武両道にも驚かされますが、
matutaka さんが4時間もの長時間見学・鑑賞されたことにも吃驚。
展示品鑑賞も案外疲れるもので、私だったら2時間かも知れません。

述べられているように秀吉にしても官兵衛にしてもそんなに教育を
受けたとも思われませんが、芸能・学問の素養の素晴らしさに驚嘆します。
文武両道に秀でる素養・能力があったからこそ、
戦国武将を凌駕して大大名になれたのでしょうね
Commented by matutaka31 at 2014-08-24 23:26
dojyou38 さんへ
4時間もいて、我ながらあきれてしまいました。
それだけに、見応えがあったのでしょうね。
当時は、全てが命がけだったことを思うと、みんな必死で勉強したのでしょう。
平和って良いものですね。


<< 菜園の泣き笑い シソの葉は健康の友 >>