久しぶりに演奏会に出かけた。
毎年12月にはよく、クラシックの演奏会に出かける。取り立てて理由があるわけではないが、オーケストラを聴くのが楽しいから。ただそれだけのこと・・・。入場料が高い有名なオーケストラの演奏会は、私には敷居が高いので、広告は見て見ぬふり。
12月になるとなぜだか○○定期演奏会とか何とかの演奏会が多く開催されるので、入場料がリーズナブルだと、なんとなく行ってみたくなる。まぁ~気まぐれとでも言おうか。
一昨年は九州交響楽団、去年は九州大学交響楽団定期演奏会という具合。
そして昨日は福岡大学交響楽団第43回定期演奏会。
場所も福岡で最も設備の良い「福岡シンフォニーホール」だから言うことない。
入場料が1,000円と我々年金生活者にとっては、ありがたいお手頃の値段も入り易い理由の一つ。
演奏会の曲目は、
スッペ 喜歌劇「軽騎兵」より序曲
ドヴォルザーク アメリカ組曲
ドヴォルザーク 交響曲第9番 ホ短調 作品95「新世界より」
交響曲「新世界より」と言えば、もうお馴染みの「家路」を思い浮かべる。
この曲は何度聴いても良い。聴いていてうっとりしてしまう。
私は「なんとなく雄大な自然を思い浮かべて、その自然の中に吸い込まれていくような気になってしまう・・・」
一緒に行った仲間は、「なんだかさびしくなってしまう・・・」と言う。
夫々感じ方が違うのが音楽の良さだろう。
この曲は、ドヴォルザークがアメリカから祖国ボヘミアに思いを寄せ手作った曲で、アメリカに住む黒人たちが歌う「黒人霊歌」やインディアンの音楽に刺激を受けたといわれるだけに、聴く人には哀愁を感じさせるのだろう。
そのような解説を読むと、仲間が言う、「なんだかさびしくなってしまう・・・」の感性が優れているのだろう・・・と思う。
難しいことは抜きにして、とにかく私は交響曲が好きだ。
だからこれからも機会を見つけて、お手ごろな値段の交響楽団の演奏を聴きに行こう。
何度でも聴きたくなる「家路」の部分を、インターネットにアップされているYoutubeの中から紹介しましょう。