嬉しい贈り物

 私が子供の頃過ごした長崎県長与町の知人から、今年も温州みかんが届いた。
 箱を開けると、立派なみかんんに緑の葉が添えてあった。「今、みかん園から収穫しましたよ」という心遣いが伝わる嬉しい贈り物!
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 私が子供の頃過ごした長与町は、当時、周りにみかん畑があり、秋には黄色く色づいたみかんが鈴なりに生っていた。今では当時の光景を想像することは出来ないほど市街化が進み、そのみかん畑はなくなっている。でも少し離れた地域には、今も「長与みかん」のブランドは健在で、その長与みかんは私に、子供の頃のたくさんの思い出を甦らせてくれる。

 我が家は、年末に帰ってくる孫達一家も含めみかん大好き家族だから、それまでまだ間があるけど、孫達のためにこの長与みかんを大切に残しておこう。

 その知人とは、当時父の転勤で借家住まいしていたときの大家さん。 もうかれこれ70年近くも遠く離れて暮らしているのに、勝手な言い方だが、今でも親戚同然のお付き合いをさせていただいている。それ程に私達にとっては、忘れることが出来ないほどたくさんの思い出を残していただいたご家族で、「遠くの親戚より近くの他人」という言葉の逆もありうると思うほどに、近い親戚以上のお付き合いが続けられるのがありがたい。

 私がまだ10歳前後の頃可愛がって頂いた、若いお母さんだった大家さんの奥さんも、今では100歳でなお元気に過ごされている。また当時一緒に遊んだ1級下の娘さんとその妹さんも元気でお母さんと仲良く過ごされている。
 時々電話で話をすると、当時にタイムスリップして、年齢を忘れてしまう程の懐かしさが蘇る。
 ありがたいことである。
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by matutaka31 | 2014-12-18 11:33 | 思いのまま | Trackback | Comments(8)
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Commented by taminamikawa1 at 2014-12-18 21:27
お歳暮・お中元は日本人にとって、
お互いのコミニュケーションツールですし、
また、
こたつを囲んでミカンを食する風習は
日本のよい家族の原風景でもありますね。

ただ単にミカンを送付するだけでなく、
今、取れたての青い葉を添えておられる
ご配慮が嬉しいですね。
先方様の気持ちが伝わってきますね。
Commented by matutaka31 at 2014-12-18 23:26
taminamikawa1 さんへ
日本人の贈り物への気遣いは、受け取る者にとって、
品物以上の喜びを感じてしまいます。
おもてなしの心でしょうか。
核家族化が進む中で、長い間お付き合いが出来るのは
ありがたいことです。
Commented by hibochan at 2014-12-19 07:40 x
我が家のみかん今年も豊作
みかんの贈答の浦には 絆が感じられます
最近人情が薄くなってきたような
Commented by tenpai8 at 2014-12-19 10:44
70年を超えてなお続く美談、これぞ人間愛の最高の姿ですね。田舎とはいえ食糧難の中、育まれた人間係、大切な心の財宝ですね。
Commented by matutaka31 at 2014-12-19 10:58
hibochan さんへ
最近、核家族化が進んで、親戚同士のお付き合いも疎遠に
なりがちです。
一度育まれた絆は強く、心の拠り所になります。
Commented by matutaka31 at 2014-12-19 11:02
tenpai8 さんへ
本当に困ったときに育まれた絆の強さを、噛みしめています。
私にとって、得がたい財産で、心の拠り所でもあります。
最近、このような絆が薄れていくのを見るにつけ、寂しい
気持になります。
Commented by dojyou38 at 2014-12-20 22:19
長与町、仕事で何度か行った事があります。
駅周辺は随分開発され、宅地化が進んでいたように記憶しています。
長崎市内の車の入らない坂道から移り住む人が多いとか。

70年も前の大家さんとの交誼が続き、
未だにみかんを送ってもらえるのは偏にmatutaka31さんの人徳のなせるわざと敬服します。
Commented by matutaka31 at 2014-12-21 09:44
dojyou38さんへ
長崎市からわずか3km余の長与町は、当時の面影を
残していません。
田畑があり、小川があり・・・自然豊な里が、すっかり
市街化してしまいました。
でもそこに住む人たちの心は、そのまま息づいています。
昔が懐かしい年頃になりました。


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