我が家庭菜園は今、寒さのせいだけでなく、秋に播いた野菜が収穫時に入っているものが大部分で、開店休業みたいに静かである。
秋に移植したそら豆、グリーンピース、にんにくなどが、間もなく訪れる春の出番を待って、寒さにじっと耐えている。
閑散とした菜園、周りに人気もない
菜園の主は、時折野菜の収穫に行く程度で、野菜達に“元気にしておれよ”と言わぬばかりのお勤めぶり。そんな主の態度を他所に、雑草だけは寒さに負けることなく成長し続けている。
先日天気の良い日に、畑の周りに伸び放題になった雑草を草刈り機で刈り取り、ここは荒れ地ではないかと錯覚されそうな状態をすっきりさせた。その枯れ草は、土に埋め込み、有機肥料として土地に還元する。これまで散々主を悩ませた罪滅ぼしとして、恩返ししてくれるだろう。
深い溝を掘って、枯れ草を埋め込む
白菜も順調に収穫出来ている。今年は40個余り出来、自家消費には多すぎるのでご近所さんにお裾分けして喜んでもらっている。
鍋物に、漬物に、出番が多い白菜
ターサイも直径40cmくらいに広がるほどに順調に育った。葉の緑が濃く、調理してもその緑が残るし、癖のない味が好評である。スーパーではめったに売っていないので、ご近所さんに喜ばれている。
隠れた人気者
気の毒なのがワサビ菜
あまりお呼びがかからなくて隅の方で小さくなっている
葉の緑が濃く刺身のツマ等に適していて、生で食べられる逸品だと思う。だけど、名前のとおりワサビのようにピリッツとした辛味が仇になり、特にご婦人には人気がなく、畑でお呼びがかからないまま出番を待っている健気な姿が気の毒になってくる。来年は作る数を減らそう。
それとは対照的に風雪に耐え、満を持して春の出番を待っているのがそら豆・グリーンピースやニンニクと玉ねぎ。
そろそろ分株が始まった
玉ねぎ ニンニク