三社詣り

 福岡に移り住んで18年、今では正月の三社詣りが習慣となり、三社詣りをしないと、なんとなくその年が始まらないような気になってきたから不思議なものだ。それまでは初詣として、正月三が日にどこか一社お参りをしていたのに。
 この三社詣りの風習は、正月の初詣として三つの神社を詣でることで、九州(鹿児島にはないらしい)と山口、広島、そして和歌山の各地の風習とし根付いているという。

 三社とは、特別に決めているわけではなく、家の近くの小さな神社でも良いわけだが、つい市内の有名な神社を選んでしまう。やはり心の底で、有名な神社は大きなご利益が・・・、と期待するからだろう。
 そんな気持ちを神様に見透かされると、地元の神様に怒られるかも知れないが・・・。

そんなことで今年もごく自然に仲間と8日に、筥崎宮、櫛田神社、住吉神社の3社にお参りした。
三が日の荒天と打って変わって晴天に恵まれ、8日とあって参詣者も疎らで、気ままに境内を散策しながら、ゆっくりお参りが出来てよかった。
b0008825_10553746.jpg
筥崎宮 第一鳥居の奥に山門が見える

b0008825_1059353.jpg
櫛田神社山門

b0008825_110315.jpg
住吉神社拝殿


 また、地域によって「一日のうちに三社詣でなければならない」、「三が日の間に詣でなければならない」といった決まりごとがあるようなことを聞くが、これといって定まってはいないらしい。
ともあれ、自分の気持の持ちようだから、私は地元の習慣に素直にしたがって、人並みに三社詣りをしている。

ところで今年は、神社に祀られている神様が男性か女性かを見分ける方法を、住吉神社の神主さんに聞くことが出来た。
祈願の祝詞を終えた神主さんを呼び止め尋ねたところ、快く教えていただいた。その見分け方とは、・・・。

神社の本殿の屋根にある千木(ちぎ)と鰹木(かつおぎ)を見ると、その神社に祀ってある 主たる神様(主祭神)が、男神か女神か分ると分るという。 
b0008825_11235498.jpg
b0008825_11254967.jpg







本殿の 屋根の両端に、角(つの)のように突き出ている 千木(ちぎ)の先端の切り口が、地上に対して垂直になっているは男神で(写真左)、 千木の先端の切り口が、地上に対して水平になっているのは女神(写真右)。(写真はインターネットより拝借)

また、両端の千木の間に並んでいる円筒形の鰹木(かつおぎ)(鰹節に似ているので鰹木と呼ばれている)の数が、奇数の時は男神で、偶数の時は女神。

住吉神社の本殿の屋根を見ると、一見して男の神様と分る。
b0008825_11213578.jpg
千木が垂直に切られ、鰹木が3個


お陰様で今年の三社詣は、今まで知らなかった神社にまつわる話を聞くことが出来るという、ありがたいご利益を頂く幸運に恵まれた。
[PR]
by matutaka31 | 2015-01-10 11:39 | 思いのまま | Trackback | Comments(14)
トラックバックURL : http://matutaka.exblog.jp/tb/23991066
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by hibochan at 2015-01-10 17:25 x
お正月お参りしないと落ち着かないものです
私も元日近くのお社はしごします
色々勉強になりました
箱崎宮(変換できず)鳥居大きかったような気がします
半世紀前の記憶ですが
Commented by dojyou38 at 2015-01-10 20:49
こんばんは、日時が過ぎるのは早いもの今年も三が日終わったと思ったらもう10日です。
神社の男神・女神が千木と鰹木で区別できること以前聞いたことありますが忘れていました。
有難うございました。
私の今年の三社参りはある団体の合同参拝で14日です。
お参りする三社はmatutaka さんと同じです。
Commented by yyyanoy at 2015-01-10 21:16
今年ももう10日ですね。
知らないことばかり、神社にも男女があるんですね、こんどよくみてみます。
Commented by matutaka31 at 2015-01-10 23:14
hibochan さんへ
正月は、幾つになっても、気持が新たになります。
筥崎宮の国道沿いにある第3の鳥居は、とてつもなく
大きい鳥居です。
(凄い記憶力ですね)
山門に掲げてある「敵国降伏」は特に有名です。
Commented by matutaka31 at 2015-01-10 23:25
dojyou38さんへ
筥崎・櫛田・住吉この3社は、いつお参りをしても、
新たな気持になります。
やはり福岡市民に親しまれている神社だということでしょうか。
住吉神社は、日本中の住吉神社の中で最も古い神社だということを
知らされました。
Commented by matutaka31 at 2015-01-10 23:28
yyyanoyさんへ
歴史探訪をしていると、知らないことばかりということが
よく分ります。
だから探訪は面白いのでしょうね。
知らないことを知る喜び!・・・人生は捨てたものじゃありませんね。
Commented by kiyotao at 2015-01-11 05:27
平成10年から福岡市西区に住んでますので、もう25年になります。私は、毎年元旦に、小戸大神宮・住吉神社・愛宕神社の三社参りをしています。除夜の鐘を聞きながら小戸大神宮まで40分、住吉神社へ20分、愛宕神社へ20分・・・3時前に自宅へ帰り、就寝・・朝起きると諫早から来宅の孫達と再び愛宕神社参り。これが一年・正月の始まりです。
Commented by 晩節を行く農民 at 2015-01-11 07:18 x
お邪魔致します

冒頭、申し上げますが今回の文面を見せて頂き大変に勉強になりました
幾つになっても、この爺さん勉強・・・

正月の三が日が過ぎて大変に天気の良い8日にお仲間と三社詣その際の写真大変に綺麗です
お宅様は今年はこの神々の御利益できっと良い年になるのでないでしょうか

一方神社の本殿の千木の事について、その切り口で男、女の神様を見分ける これが大変に勉強になりました

此方の村落のお宮の千木もこれを元に見てみるつもりです
勉強有難うございました 失礼します

Commented by matutaka31 at 2015-01-11 09:52
kiyotao さんへ
私のブログへお訪ねいただき、有難うございました。
小戸大神宮といえば、神主さんが唱える祝詞に出てくる有名な
神社ですね。
私も何度かお参りしたことがあります。海岸も綺麗で、好きな場所です。
毎年3時間かけて初詣とは、お元気そのものですね。
さぞ心身ともに、新年早々清々しい気分になられることでしょう。
Commented by matutaka31 at 2015-01-11 09:57
晩節を行く農民さんへ
褒めていただき、有難うございます。
この年になって、知らないことばかりで、恥ずかしくなります。
探究心と好奇心をもって動き回ると、思いがけなく面白いことに
出会いますね。元気も出ます。
人生まだまだ楽しまなくっちゃ、と思います。
Commented by taminamikawa1 at 2015-01-11 23:05
神社の本殿の屋根にある千木と鰹木の男神か女神かの見分け方、勉強になりました。
Commented by matutaka31 at 2015-01-12 09:18
taminamikawa1 さんへ
神社にお参りするとき、目にするのは拝殿と鳥居くらいですね。
ところが神社の本当の姿は、本殿にあるんですね。
知らないことが一杯あります。
Commented by tetsu807-2 at 2015-01-12 18:22
本殿の屋根の千木と鰹木、早速、男神か女神か神社巡りを
してみたくなりました。どちらの神様が多いのでしょう。
興味津々です。
Commented by matutaka31 at 2015-01-14 13:25
tetsu807-2さんへ
男か女か、どちらの神様かによって、願い事が変るかも知れませんね。
神社参りも、少し工夫すると違った面が見え、興味深く
楽しくなります。
神社は実在の人物を神格化しているのですから、歴史を紐解く
ことにもなり、面白いですよ。


<< 家庭菜園と分福 私の健康と太極拳 >>