日本とドイツ、エネルギー政策の違い

 東日本大震災そして福島原発事故から丸4年目を経過した。
 今朝の新聞では、「福島原発事故などによる福島県の避難者は、10日時点で約11万9千人にのぼる」と。更に「放射線被曝による健康被害を心配し、自主避難している人は県外に2万人以上と見られる」と報じていた。

b0008825_17232545.jpg 今日、福岡市天神 警固公園で行われた、「さよなら原発 福岡集会」に参加した。
会場には約500名が集まり、原発再稼動反対を訴えた。
 壇上に立った福島から避難してきたという女性は、「子供のため離婚してまで非難してきたのに、今の政府は対応が温すぎる!日本全体も温すぎる!、もう信用できない!」と不満を隠さなかった。


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折りしも、ドイツのメルケル首相が来日した。
首脳会談や講演等の報道を見ていると、原発問題のドイツと日本の政治判断の違いが明らかで、大変分かり易かった。



 メルケル首相の発言、
「素晴らしいテクノロジー水準を持つ日本でも、やはり事故は起きる。現実とは思えないリスクがあるのだと分かった」、  「ドイツの平和的な核エネルギーの時代は終わる。私たちは別のエネルギー制度を構築するという決定だ」と述べ、これは「あくまで政治的な決断だった」、と脱原発の政治判断は、福島原発事故が理由だったと。

 その当事国日本は今、世界で唯一の原爆被害国であり、そして福島原発事故当事国でありながら、あえて原発再稼動への道を歩んでいる。

 世界中の人は、この日本人が選んだ道を、理解できないだろう。
 日本国民の多くは、メルケル首相の政治判断と同じような考えに違いないと思うのだが、選挙ではその結果が現れないのは何故か、理解に苦しむ。
 
 日本とドイツ両国がめざす将来の次元に、大きな違いがあることを改めて知らされ、言いようのない失望を隠せない今日この頃である。


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by matutaka31 | 2015-03-11 18:02 | 思いのまま | Trackback | Comments(10)
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Commented by taminamikawa1 at 2015-03-11 22:00
日本のエネルギー政策は国民の脱原発・再生エネルギーの
利用という考え方と違うような気がする。
その点、ドイツのメルケル首相の脱原発・再生エネルギー政策への転換はひとつの考え方であり、参考にしなければならないですね。
Commented by matutaka31 at 2015-03-11 23:25
taminamikawa1 さんへ
原発から出る核のゴミ処分のことを考えると、気が遠くなるようなツケが待っています。
メルケル首相の考えは、日本人が考えなくてはならないこと、
そのものだと思います。
Commented by tetsu807-2 at 2015-03-12 10:25
原発の核のゴミ処分が40年と途方もない年数、こんなに
重い現状にも、何故、脱原発に踏み切れないのだろう。
何故、国民の大多数が反対なのに原発再稼働に踏み切る
のだろう。何故の疑問を自分に訴えるしかないのだろうか。
Commented by matutaka31 at 2015-03-12 10:59
tetsu807-2さんへ
何故?何故?を連発したくなります。
我々の時代は何とか凌げるにしても、次代以降の生活環境を考えると
暢気にしている場合ではないと思います。
戦争と原爆の惨禍を経験していない世代の人たちが、もっと真剣に考えて欲しい課題です。
Commented by dojyou38 at 2015-03-13 09:57
「さよなら原発 福岡集会」参加ご苦労様でした。
集会あるのを知りませんでした。
知っていれば参加できたやもしれません。
ドイツの原発政策も戦後の近隣諸国への政策も大変見上げたものと思っています。
それによって、世界から尊敬される国家・国民になっているのでしょう。
日本も見習ってもらいたいものです。
Commented by yyyanoy at 2015-03-13 21:05
震災からもう4年、まだ4年、原爆投下戦後70年
それでもまだまだ苦しむ人々が多いです。
ドイツのメルケル首相の脱原発のスピーチは、日本の震災がいかに重大なことなのかわかっているのは私たち自身と問いかけられているきがします。
Commented by 晩節を行く農民 at 2015-03-14 06:54 x
お邪魔致します

ドイツのメルケル首相が来日されたので、この機会に
エネルギー事業を再考する事が必要だと思います

三陸の方々の事を思うと大変ですね
津波だけなら良かったのですが原発被害での苦しみ
一方遠方でそのエネルギーを享受されている方は良いかもしれませんが・・・

この爺さん再生エネルギーの開発と云う事で土地改良区事業を通じて小水力発電の企画、設置、等で少しでも世の役に立てばと頑張って居ります
   では失礼いたします
Commented by matutaka31 at 2015-03-14 09:31
dojyou38 さんへ
仰るとおり、ドイツの政治姿勢は立派だと思います。
日本も見習うべきき点が、多々あると思います。
再生エネルギーの認識が高まってきた日本、これを大切に
育てて欲しいです。
Commented by matutaka31 at 2015-03-14 09:41
yyyanoy さんへ
世界で唯一の被爆国、大地震・津波被害そして原発事故等
世界で類を見ない経験を積んだ日本の動向は、世界の注目を浴びています。
これまで培った平和を、私達は守っていかなければなりませんし、
これまでの苦い経験を二度と繰り返さないよう、後世に伝える
義務があると思っています。
Commented by matutaka31 at 2015-03-14 09:48
晩節を行く農民さんへ
土地改良区事業を通じて、小水力発電の企画、設置に取り組んでいらっしゃるとのこと、素晴らしいことで敬意を表します。
大変でしょうが、頑張ってください。
方々で原発に依存しないエネルギー開発の芽が伸び始めていますが、是非この動きをとめないで欲しいと願っています。
日本の技術と日本人の勤勉さは、きっと再生エネルギーの開発に成功すると信じています。


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