先日仲間とボランティアの返り道、桜の開花具合を見ようと思い、地下鉄駅の側の福岡城祉濠の側を歩いていた。
そこで見た奇妙な光景。
杭に鶴がとまっていたら「鶴と亀」の長寿の吉兆として目出度い取り合わせになるのだが、「烏と亀」では、駄洒落にもならない。
何を思う?亀と烏
近づいても逃げようとしない烏、亀に向かって何かサイインを送っているのか。
亀は甲羅干しの頭を持上げ、カラスが気になる様子。
しばらくにらみ合い?交信?が続いていたが、私達があまりにも側まで近づいたためカラスが飛び去った。
亀は、何事もなかったように甲羅干しを続けていたが、果たして・・・・。
そこで「鶴と亀」は、鶴は千年亀は万年と、長寿や縁起を祝うときのことばや画として使われているが、果たして鶴と亀はそんなに長生きするものだろうか。
気になるので調べてみた。
野生動物の寿命を知ることは非常に難しいことであるが、動物園などで実際に飼育された寿命で推し量ると、鶴がタンチョウヅルで20~30年、亀はゾウガメで100~200年 だそうだ。
ではカラスの寿命は?
飼育した記録としてはコクマルガラスが60年生きたという記録があるそうだが、良い状態で飼育すれば20~30年は生きるそうだ。
現実に戻ると夢も希望もなくなるので、それはそれとして、日本においては古くから、「鶴は千年亀は万年」と長寿や縁起を祝うときの言葉として使われてきたのだから、素直に受け止めておけば良いのだ。
長閑な光景に出会い、ロマンチックとは程遠いつまらない連想をしてしまった一時。