夏野菜の収穫最盛期を迎えた我が家庭菜園に、予想より早く伏兵が現れた。
人の目ではまだ中身は熟れていないと思っていても、動物特有の能力で食べ頃を察知して、人様より一足先に襲ってくるカラス・アナグマ・ハクビシンの襲撃が始まった。
まだまだ大丈夫!と、のんびりしていたその隙を突かれた。
この突きようだと、敵はカラスに違いない
今までの経験だと、スイカの中身が赤(黄)く色付く頃にやられるのだが、まだ中身は白い。
カラスもこちらの防御策を察知したのか、早めの襲撃に出てきた。カラスの学習効果かも?
正に油断大敵!
側にはこれから大きくなるスイカも並んでいる。早速網をかけて防衛したが、網を被せても、ハクビシンやアナグマの類は、網を潜って襲ってくる。
罠を仕掛けて捕獲する手もあるが、周囲の動物愛護者の目や捕獲後の処置を考えると、その手は取りたくない。この時期になると、「野生動物との共生」というきれいごとが、腹立たしくなる。
このような鳥獣害の様子をご覧になると、「かなり田舎の里山」を想像されるかもしれないが、ここは福岡市西部の市街地。
近くには、マンションやパチンコ店、大型スーパーなどが建ち並ぶ、「九大学研都市駅」という、駅名にふさわしくない新興住宅地がある。
これから先収穫が終るまで鳥と獣との知恵比べが続くが、ゲリラ戦法に長けた相手には勝てそうにもない。次に狙われるのは、スイートコーンかトマトだろう。
完璧な防御策はない。忌々しいが運を天に任せるしかないか。