健康管理が必要なのは、人間や動物だけではなく、植物にも言えること。
痛いとか調子がおかしいなんてことを、人間は言葉や態度で表すことができるし、動物も表情に表わすので、その時々の状態に応じた手当てが出来る。
一方植物はものは言わないので、うっかりすると手当てが遅れて、命取りになることがよくある。植物は、ものを言わない代わりにその時々の具合を体全体で表しているのに、育てている人がその表情に気がつくかつかないかで、その植物の運命は大きく変わってしまう。 つまり、育ているご主人様次第となる。
前置きが長くなったが今朝、朝から雪が降っていたのでアウトドアは駄目だと思っていたところ、午後晴れてきたので、庭の5本のみかんの木の健康管理をした。
とりわけ庭の早生温州みかんが、昨年から、どうも調子がよくない。
昨年、葉が黄色実を帯びて樹勢に勢いがなくなったのに気がついた。
元気がなくなった早生温州みかん
ネットで調べてみると、まず窒素(N)・マンガン・マグネシューム・カリの不足が考えられるとのこと。早速窒素肥料を施し、念のため汎用性の高い殺菌剤(ダイセン)を散布して経過をみた。
1年経った今年の様子は、あまり変わらない。どうやら見立て違ったらしい。
カリと燐酸不足を軽く見たのがいけなかったようだ。藪医者!と反省
そこで今日、
苦土石灰を施し、スス病が気になったので念のため、殺虫剤(スミチオン乳剤)を散布した。1月には有機配合肥料を施しているので、とりあえず応急手当てはしたつもりだが、果たしてこの素人治療法、みかんの木の体調回復に効き目があるだろうか。
我家に一本しかない早生温州みかん、なんとか元気を取り戻してくれれば良いのだが、・・・
久しぶりに庭のみかんの手入れを終えたのも束の間、夕方にはまた小雨が降り出した。折角農薬を散布したのに、効果がなくなってしまう。
めったにやらないことをすると雨が降る・・・。先人の言葉の通りになってしまった。
農薬散布は、後日、天気の良い日に改めてやり直すことにしよう。