「慢性硬膜下血腫」で9日間の入院を初体験

 思いがけなく長期入院をする羽目になった。
 長期と言っても、9日間。 入院と言えばこれまで盲腸で4~5日入院が記録だったので、9日間は私にとって今までに経験したことのない新記録の入院になる。
 単なる頭部打撲が、しかもすっかり忘れてしまった頃、こんな大事な症状になろうとは夢にも思わなかった。

 思いおこせば入院数日前から、なんとなく普段とは違う体調の変化が気になっていたのだが、2月21日夜パソコン操作を終った後、思いがけなくバランスを失い倒れてしまった。
 
いつもと違う体調が気になっていたうえに、気を失うように倒れるなんてただ事ではないと思い、22日朝なんの迷いもなく、隣町の脳神経外科クリニックを訪ねた。
 MRI検査の結果、「慢性硬膜下血腫」と診断。即家族が呼び寄せられ、そのまま総合病院へ救急搬送され即座に硬膜の血腫摘出手術・・・と、ま~こんな慌しい緊急ドラマの結果、9日間の入院生活を送ることになってしまった。

 「慢性硬膜下血腫」とは、未経験の方々の参考になればと思い、どんな現象かを、今回知りえた範囲で簡単に記しておこう。
 その原因は、本人は気がつかない程度の頭部打撲であっても、その打撲のショックで脳と頭蓋骨の間に(硬膜の下に)出血し(1~2ヶ月の時を追って血腫になる)、脳を圧迫して頭痛、歩行障害、痺れ、麻痺、言語障害、認知症などを引き起こし、ひどくなると生命の危険にさらされる病気だという。

 手術は頭蓋骨に穴を開け(私の場合は2ヵ所)、カテーテルチューブを血腫腔に挿入して洗浄しながら血腫を閉鎖ドレーンで取り出す方法がとられた。
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穿頭洗浄術イメージ図(インターネットより)


 思い当たる原因と思われるのは去る1月10日、庭の八朔の収穫に相応しい良い天気だったので、家族に手伝ってもらいながら機嫌よく収穫していたときのこと、振り向きざま横に張り出した枝にいやと言うほど頭をぶっつけてしまった。多分そのことが原因で脳内出血し、1ヵ月余も過ぎた頃、ジワジワ血腫になったのだと思われる。
 打撲後1~2ヵ月後に症状が現れるのが「慢性硬膜下血腫」の特徴らしい。

 これまでも年を重ねるにつけ、「自分の脳はどんな具合だろうか」と少しは気になっていたが、日頃健康だったこともあり、積極的に脳の検査を受けようとは思わなかった。でも今回、普段と違う異常な現象(頭痛、歩くとき躓きそうになる、パソコンの入力ミスが気になり始めたなど)に気が付き、迷うことなく脳外科を訪ねたことが、大事に至らなかったと思っている。

 幸い、訪ねた病院の先生にタイミングよく処置してもらったお陰で、後遺症もなく無事退院できたことを心から感謝している。またお世話になった病院の方々へも感謝の気持で一杯!。
 一方、自分の体力を過信せず、異常を感じたら素直に専門医の門をたたくことが早期発見、早期治療につながることを改めて噛み締めている。
  
お・わ・り

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by matutaka31 | 2016-03-01 16:23 | 思いのまま | Trackback | Comments(10)
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Commented by taminamikawa1 at 2016-03-01 20:07
慢性硬膜下血種で入院・手術なさって、無事に退院なさったとの由、おめでとうございます。
早めの気づき・入院が良かったですし、
気になったら早めの診察がポイントでしたね。
Commented by matutaka31 at 2016-03-01 22:33
taminamikawa1 さんへ
ありがとうございます。
“日頃と何かが違う”と思ったら、自分を過信せず、迷わず専門医を
訪ねることの大切さを身をもって体験しました。
まだ、いろいろやりたいことが出来そうです。
Commented by dojyou38 at 2016-03-02 06:50
暫く更新が無いのでどうしたのかと思っていたら、重篤な病気で入院だったのですね。
でも処置が良かったので短期間で元気に帰還、何よりでした。
慢性硬膜下血種、知りませんでしたが誰のでも起こりうる疾患ですね。
matutaka さんのブログで詳しく知ることが出来ました。
気をつけます。有難うございました。
Commented by hibochan at 2016-03-02 07:12 x
ご入院気づきませんでした
御退院おめでとうございます 医学の進歩には 驚かされます
何事も 早期診察
三年前庭木剪定の際頭から落下MRI検査何事もなかったのですが二三週間後ろれつが回らなかったり箸を落とすようであれば
硬膜下出血の恐れありの診断
その後何事もありませんでした
Commented by matutaka31 at 2016-03-02 10:31
dojyou38さんへ
ありがとうございます。
正直、私も全く知りませんでした。
いろいろ聞くと比較的、高齢の男性に多いそうです。
お酒に酔って頭をぶっつけて、気がつかないうちに内出血している・・・という具合に。
高齢化によって、視野が狭くなるのも、頭をぶっつける原因に
なるのかもしれません。
Commented by matutaka31 at 2016-03-02 10:38
hibochan さんへ
ありがとうございます。
hibochan さんも、危ない経験をされたんですね。
打ち所が良かったんでしょう。何事もなくてラッキーでしたね。
それにしても、最近の医療機器と医療技術の進歩には、本当に驚かされます。
そのお陰で、まだまだ人生を楽しめる余裕をいただきました。
ありがたいことです。
Commented by tenpai8 at 2016-03-02 11:19
最近庭仕事のとき、よく頭を枝に打ち付ける事が多くなり、気にしていたところでした。ヘルメットを準備することにします。アマナツ、柿の枝が大きくなりゴッツンコの位置。早速対策をとります。
さらにお気をつけ下さい。
Commented by matutaka31 at 2016-03-02 13:45
tenpai8 さんへ
年とともに否応なく、視野が狭くなりがちです。
無意識に振り向きざま、ゴツンとなるケースが増えますね。
動きが活発なほど、今まで以上にいろんな所に気を配らなくては
いけないことを、今更のように考えされられています。
Commented by よこはまT at 2016-03-04 00:15 x
matutaka31さんお見舞い申し上げます。
また、無事退院の運びになりよかったですね。
ご家族もご心配なさったことと思います。
過日に、庭の蜜柑の木の不調を気遣うブログをお書きになっていましたが、
その蜜柑にこころをかける想いと、ご自分の身体におかけになる想い
二つが見事に重なっていらっしゃると感じました。
どうぞお大事に。
Commented by matutaka31 at 2016-03-04 11:20
よこはまTさんへ
お見舞い、ありがとうございます。
大事に至る前に気が付き、不幸中の幸いと思っています。
私達の生活空間は、狭い中に便利さをぎゅうぎゅう詰め込んでいますので、
余程注意しないと、思わぬところでそれが凶器になりうることを
知らされた出来事でした。


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