私がボランティア活動で所属している「福岡市原爆被害者の会(会員数920名)」のホームページ更新作業を昨日(日曜日)、同じ会の仲間と一緒に実施した。
会員の会費で運営している貧乏所帯のこと、ウイークデーは業務でパソコンを優先的に使わざるを得ないので、パソコンを長時間占有してしまうホームページの更新作業は、土・日に限られてくる。
365日大型連休の私たちにとって、曜日は関係ない。ゆっくり落ち着いて作業に集中できることがありがたい。
トップページの一部
福岡市原爆被害者の会
ホームページの主な内容は、被爆体験を後世に伝える証言活動や被爆者援護に関する相談活動など事業の紹介の他、被爆者の体験記録を多数収録している。
とりわけ
「伝えたい私の被爆体験」に掲載している被爆者の体験記録は、被爆者が被った当時の記憶やその後の平和への思いを赤裸々に書き記したもので、戦争のない平和を願う思いが込められた貴重な記録。
現在36名の方々の体験記を収録しているが、この中の1名でも2名でも目を通していただければと、心から願っている。
現職のころは会社経営に必要な簡単な資料をパソコンで作る程度の知識しかなかった私がなぜ、ホームページのメンテナンスを引き受けているのか。 少しその経過をご紹介しよう。
もともと私はホームページのことは、65歳で引退するまでは全くの白紙で、ずぶの素人だった。
引退後「
シニアネット福岡」の会員になり、趣味のパソコンを教わるうち、自からホームページを作ってみようと思い、シニアネット福岡の講座をたびたび受講したのがそもそもの始まりである。
今からおよそ5年前、所属している福岡市原爆被害者の会でホームページを立ち上げようとの機運が高まったが、平均年齢当時76歳の組織内でホームページを立ち上げる知識・経験のある人はいなかった。
でもプロに依頼するには財源がない。自分たちで立ち上げるしかない。
そこで無謀にも手を挙げたのが私だったという次第。
ずぶの素人ながら作成ソフト「ホームページビルダー」を頼りに、なんとか立ち上げることが出来、その後もメンテナンスを続けることできるのは、シニアネット福岡の存在が大きい。81歳になった今でも被爆者運動のお手伝いができることは、私にとって大変ありがたいことで、生き甲斐を実感している。
これからも少しでも技を磨いて、組織の活動実態をうまく表すことが出来るようにしたいと思っていますので、諸先輩のご指導をお願いいたします。
お・わ・り