毛嵐(けあらし)

 静かに晴れ上がった朝、窓を開けたらぴんと張り詰めたような冷気を感じる。通りを隔てた東側のブロック塀の向かい側のため池から気嵐(けあらし)と言える程のものではないが、水面からゆらゆらと湯気のようなものが立ち上がっているのが目に付いたので、シャッターを押してみた。

 動画で撮ればよかったのだが、とりあえず写るかどうか撮ってみようと思って撮ったのがこの写真。(ため池の向う側の家はプライバシーを考え、ぼかしている)

b0008825_22564520.jpg

角度を変えて二階から撮ろうと思ったら、光線の具合で全く見えなかった。
規模が小さいからだろうか?、見る角度によって見えたり見えなかったりするらしい。

 最近早朝で歩くことが少なくなったため、めったに目にしない現象だから、果たして「毛嵐」でよかったかな?と、ふと記憶が不安になり、念のため辞書を開いた。

小さな国語辞典にも広辞苑にも「毛嵐」の表現はない。
 記憶違いかな?と思いながらインターネットで検索してみた。
「穏やかに晴れた朝、海面からもうもうと風呂場の湯気のように蒸気が立ち上ることがあります。
中略  これを北海道では「けあらし」と呼んでおり、語源は留萌地方で使われていた北海道の方言でした。」とあった。

 毛嵐は今では、海に限らず川湖などで起きる現象に使われる慣用句で、気象用語では「蒸気霧」と呼ばれることを、この年になって初めて知った。
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by matutaka31 | 2017-03-11 22:49 | Trackback | Comments(10)
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Commented by hibochan at 2017-03-13 07:30 x
毛嵐自然現象のようですが
初めて知りました 水蒸気のいたずらや雲の変化に
驚かされます
気がついた時シャッター切る教訓得ました
べスポジ探してますと消えます
こちら畑の土埃映像で流れます 困ったものです
Commented by tetsu807-2 at 2017-03-13 15:48
「毛嵐」という現象があること自体知りませんでした。
ひとつ、学習ができたという気分です。
Commented by matutaka31 at 2017-03-13 15:52
hibochanさんへ
自然現象は、刻々変わるだけでなく、見る角度によって全く
別物なってしまいますので面白いです。
ベストポジションで捉えようと思えば、いつもカメラを持っていなければ
なりませんが、不思議にカメラを持っていないときに出会います。
Commented by matutaka31 at 2017-03-13 21:01
tetsu807-2さんへ
冬でも比較的暖かい福岡では、余程タイミングが合わないと、
見る機会は少ないとおもいます。
でも今年はもう、この毛嵐を見ることはないでしょう。
サクラの開花も間近になりましたので。
Commented by dojyou38 at 2017-03-14 16:03
毛嵐と言うのは北海道のような寒い地方の現象と記憶していましたが、
具体的にどんな現象化かは確認もしていなかったので知りませんでした。
必ずしも厳冬期に北国で起こる現象は限らないようですね。
Commented by matutaka31 at 2017-03-14 17:03
dojyou38 さんへ
ある日突然目の前に現れた自然現象に、目を疑いました。
発生メカニズムを考えると決して珍しいことではないようですが、
普段目にしないことで、良い経験をしました。
Commented by yyyanoy at 2017-03-14 18:34
「毛嵐」という言葉の方がすきです。
Commented by matutaka31 at 2017-03-14 23:04
yyyanoyさんへ
文字から受ける印象は、湯煙の風情より、荒々しい光景を
連想ししてしまいます。
日本語の、自然を表現する言葉の多さに驚いてしまいます。
Commented by taminamikawa1 at 2017-03-15 22:26
気嵐と言いますと、湯布院の金鱗湖から湯気が出ている写真を見ますが、これが気嵐の類いかも・・・。
Commented by matutaka31 at 2017-03-16 11:23
taminamikawa1 さんへ
温泉の湯けむりと毛嵐の区分?
四季の変化を注意深く観察していると、いろんな変化に気づかされます。
気象用語の解説は難しいですね。


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