自らの自然治癒力を実感!

 先月、自らの「慢性硬膜下血腫」による手術の体験による「健康に勝る幸せはない」の一文をアップしたが、その後の経過観察の結果を診断するCT検査(術後7回目)を先日受けた。

 それまでに至る1年間の養生生活は、病魔と言うより己との闘いだったように思える。80年余生き長らえてきた中で体験したこの1年間の生きざまを、これからも続く健康管理の糧にしたいと思い、再び投稿することにした。


 b0008825_22284955.png今回の脳のCT検査の結果は、退院後およそ1年間の治療と自らの養生の結果が示される判決みたいなもので、私にとって長い長い1年間の自己管理の集大成でもある。
 検査の結果主治医が下した判断は、今後症状に変化が出たら直ぐに診断を受けることを前置きし、「血腫の色も少し薄まり、脳のシワの状態も快方に向かっているので、定期的な検査は止めて暫く経過を見ることにしましょう」であった。


 この診断結果に私は、言いようのない喜びと体内に湧き出るようなエネルギーを感じ、心から主治医に「ありがとうございました」と、深々と頭を下げた。

 振り返れば、術後約半年間継続して服用した薬の適格な効果が見られないことから主治医は、9月以降投薬を中止し、日常の注意事項を指示したうえで、しばらく血腫の変化の推移を見ることにした。このことは、長年の治験に基づく判断だとは言え、薬に頼る治療から私の自然治癒力を頼りにする治療に変える処置であった。

 手術直後完全に除去されたはずの血腫が再び溜まり、その血腫がいつまでも脳を圧迫し続けることによる障害が不安な私は、再手術も選択肢の一つかなと内心覚悟しながらも、出来れば頭蓋骨に再び穴をあけることはしたくなかった。
 いつまでも脳を圧迫し続ける血腫を取り除く特効薬はないものかと新たな薬の処方を内心期待もしたが、場所が場所だけに治験みたいな薬漬けになるのは嫌だったので、自分の再生力(治癒力)を試す良い機会を与えられた思いで、素直に医者の診断に従うことにした。

b0008825_22334918.jpg 東洋医学では、「三分吃薬、七分養」と言う考えがあるということを、太極拳の先生に教わったことがある。
意訳すると、病気を治すには薬を飲むことが三分で、あとの七分は養生することであるという意味で、薬に頼ることよりも自分自身で治していくことが大切だと言うことに他ならない。
 このことは、全ての病に通じることではないにしても、局面によっては今でも十分通じる考えで、薬漬けの今の治療法に患者みずからが考え直さなければならないことだと思うし、日ごろからできることなら薬に依存しないでも直せるようにしたいものだと、気になっていたことでもある。

 今になって考えると、その主治医の処置は、医者がそこまで気をまわしたかどうかは別として、私自身が努力しなければならない自身の自然治癒力を引き出す動機付けになり、更にやる気を引き起こさせる大きな原動力になったのは言うまでもない。 
 日常生活の中で自己管理の治療を続けることは、まさに「自分自身が主治医」になることを意味する。
自分が主治医である以上、例え結果が悪くても、人のせいにすることはできないのだ。
 場合によっては、再手術の道へ逆戻りすることになる。
 一方結果が良ければ、自分自身の今後の健康管理に大きな財産を得ることになる。
そう考えると、なんとしてもいい結果を出してやろう・・・と、開き直りみたいな闘争心が湧いてきたのを忘れない。 

b0008825_22383870.gif少々大げさだけれど、日常の思考力・行動力すべてを司る中枢「脳」の働きに関係する部位の回復を自分自身で管理するということだから、見方によっては随分危険きわまる「賭け」に見えるかもしれない。

 でも生まれて初めて経験するこの大きな試みに、実はあまり不安を感じなかった。それには若い頃から自然に親しむ中で度々目にしてきた、植物や動物の自然治癒力・再生力の素晴らしさが脳裏に焼き付いているので、同じように人間にも、それ以上の自然治癒力があることを信じていたから。

 要は、その自然治癒力をどうやって養うか、自然治癒力を養う体力と免疫力をどうやって強化するか、私が自ら答を出さなければならない課題であった。
  投薬が中止になった9月以降はとりわけ、免疫力の強化に繋がりそうな毎日の運動(太極拳、ウォーキング、家庭菜園)を中心に、野菜を欠かさない栄養のバランスを意識した食事に最大の注意力と努力を、それまで以上に気を遣うようになった。

 b0008825_20365598.gif 中でもとりわけ私に自信を与えてくれるのが「健康太極拳」で、免疫力強化のための運動が仕組まれた一つ一つの動きは、これまで以上に、その動きの効果を追い求めるように意識が変わった。
 どうすれば、どのようなものに心掛ければ、目的に近づけるかを意識すれば、自ずから運動の内容も食事の内容にも私なりの答え(自分なりのメニュー)が出てくる。

   「意識が変われば考えも変わる。
   考えが変われば行動も変わる。
   行動が変わればその結果も自ずと変わる」というもの。
   それが私流の主治医の処方箋かもしれない。



頭に振動を与える過激な運動はご法度、好きなお酒も急ブレーキ!
後は、自分の免疫力を強化し体内に潜む自然治癒力を引き出す自分自身との闘いの一年間。

勿論このような養生生活は、自分一人だとついつい楽な生活に流されてしまうので、自分だけで成し得ないことは百も承知の上。家族の協力と私を支えてくださるクラブ活動・ボランティア活動の方々の支援があればこそである。
わがままを許していただき、やさしく見守っていただけることの有難さを、生涯忘れることはできない。

 
 今回の検査結果は、これから先の私の健康管理の一通過点に過ぎない。
 先々、どんな試練が待ち受けているのか皆目見当もつかない。
 でも、今回の体験は少なからずこれからの試練に向き合う、一つのヒントを与えてくれたように思う。
         ============================ 


[PR]
by matutaka31 | 2017-03-17 21:30 | 思いのまま | Trackback | Comments(9)
トラックバックURL : http://matutaka.exblog.jp/tb/26725530
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by dojyou38 at 2017-03-19 15:28
まずは1年ぶりのCT検査の結果良好をお祝い申し上げます。
病巣の場所が脳と言うことで、投薬の中止は不安だったことでしょう。
それを前向きに受け入れ自然治癒力を信じて養生に努められたのは、
matutaka31 さんだからこそ出来たことと思います。
私も同じような状態になったらmatutakaさんに倣いたいとは思いますが、
これまで重篤な病気になったことがないので自信がありません。
Commented by hibochan at 2017-03-19 17:05 x
テスト
Commented by hibochan at 2017-03-19 17:13 x
作日からエキサイトブログコメント拒否
テスト送信させていただきました
免疫力には 運動と食事のバランスよくわかります
薬に頼らないアドバイス素晴らしい先生に巡り合えたと思います
Commented by taminamikawa1 at 2017-03-19 21:41
一病息災と申しますが、80歳近い年齢になりますと、体のどこかしこに病状が出てきますね。
治療法の最高最善策は自然治癒力ですね。
あとは食事療法でしょうか。
あと、漢方療法もありますね。
最後は西洋治療(薬、手術等)でしょうか。
Commented by matutaka31 at 2017-03-19 23:07
dojyou38 さんへ
人間だれしも自分の体のこととなると、真剣になるものだということを
思い知らされました。
そしてその気になると、普段できそうにもないことをやり遂げようと、
必死で努力することも体験しました。
一病息災!、この経験をこれからも大切にしたいと思っています。
Commented by matutaka31 at 2017-03-19 23:12
hibochan さんへ
コメントtest、確かに受信しています。ご安心ください。
人間が持つ自然治癒力を、改めて認識させられています。
素晴らしい潜在能力だと思います。
年を重ねるにつれ、健康の有難さをひしひしと感じるこの頃です。
Commented by matutaka31 at 2017-03-19 23:17
taminamikawa1 さんへ
病院へ行くと薬は山ほどくれるので、ついつい薬に頼ってしまうのが
当たり前になっています。
薬を否定するものではありませんが、時には薬を絶って、
自然治癒力を試すことの大切さを教えられたような気がします。
Commented by よこはまT at 2017-03-20 20:29 x
matutaka31さん、回復の検査結果、ほんとによかったですね。
どうぞ、まだまだお大事になさってくださいね。
自然に任せることの素晴らしさと難しさ、後姿を見せてくださり
ありがとうございます。
リスクを取る勇気が、変化やチャンスを招くのかもしれませんね。
Commented by matutaka31 at 2017-03-21 08:55
よこはまT さんへ
ありがとうございます。
自分の体のことはなるべく、ツケを先送りしないようにしようと
思っていますが、果たして思いどおりになるかどうかわかりません。
年を重ねる程に、健康の有難さが身に沁みます。


<< 歌は心を和ませる 毛嵐(けあらし) >>