歌は心を和ませる

 九州市民大学3月講演は、作曲家青島広志氏による「日本の歌を見直しましょう!」

b0008825_06491287.jpg 

青島広志氏は、作曲家であるばかりでなくピアニストや指揮者としても活躍中で、最近ではコンサートやイベントのプロデュースも数多く手掛けている、知る人ぞ知る音楽家。

 



 
 講演は「お話とピアノ青島広志」、「テノール小野つとむ」両氏のコンビで進められたが、青島広志氏のユーモアたっぷりでテンポの良い解説とピアノ演奏、そして小野つとむ氏の澄み切ったきれいな歌声でで、日本の歌を心行くまで楽しむことができた。

 受講生はほとんどシニア。
子供のころから親しんで来た「花」に始まり、「早春賦」「春が来た」「村祭り」と懐かしい歌が、青島氏の流暢な話(立て板に水)でテンポよく紹介される。

会場を埋め尽くした人たちも、つい誘われるように声を上げて一緒に歌う。ある時は手拍子で、ある時は身振り手振りで。私もついつられて歌って楽しんだ。音痴だけど周りの声に消されてしまうので、全然気にならない。
そんな和やかな雰囲気で講演が進む。


 歌とトークで紹介された歌は「村祭」「ゆき」「からたちの花」「待ちぼうけ」、時代は変わり「高原列車は行く」「いぬのおまわりさん」と続く・・・、この辺りまでは、ごく自然に口ずさみたくなる歌だが、その後の時代の作「鉄腕アトム」「手のひらを太陽に」「さんぽ」辺りになると、知らないわけではないが進んで口づさむ程の親しみはない。
まさに歌は世につれ・・・で、時の移り変わりを否が応でも実感させられてしまう。


 日頃音痴と言うより音楽無知を自認する私だが、今まで全く知らなかったと言うより気が付かなかったことを聞かされ、改めて音楽無知を思い知らされたことを一つ紹介しよう。、

それは、「早春賦」と「知床旅情」がモーツアルトの「春への憧れ」に似ているという話題。

 モーツアルトの「春への憧れ」は記憶にないが、「早春賦」と「知床旅情」はもう何回聞いたか分からないくらい耳に残っている歌。

 中田章作曲、吉丸一昌詩の「早春賦」と作詞・作曲森繁久彌の「知床旅情」がメロディーがそっくりだと言われ、はっと思った。譜面がどのように違うのかは知る由もないが、「早春賦」のメロディーに合わせて知床旅情を歌うと素人の私には、その違いが全く分からない。驚き!
 もう何十回も歌っていながら、全く気が付かなった私の迂闊さと言うより「音楽音痴」を図らずも思い知らされてしまった。
専門家には盗作云々の話題になるのだろうが、その歌詞が私たちの心に響くものであればそれで良いので私にはどうでもいい話題であるが、当事者にとっては著作権に関わるだけに深刻な問題。

 今日の講師のお二人は、料人ホーム介護施設でも歌うそうだが、大きく口を開いて一緒に歌う、施設に入所されている皆さんが元気になてくれると、心を豊かにしてくれる音楽の良さを教えていただいた。とりわけ、歌の情景を思い浮かべながら、ジェスチャーを入れて大きな声で歌うと、みんな元気になるという。

 日頃何気なく聞き流していた日本の歌を、時代背景や人々の心情を紐解いてその素晴らしさを教えていただき、心行くまで楽しませてくれた1時間30分間の講演は、最近の九州市民大学の「ヒット企画」。
 またこのような機会があったら是非参加したいものだ。
     =================================



[PR]
by matutaka31 | 2017-03-22 23:02 | 思いのまま | Trackback | Comments(12)
トラックバックURL : http://matutaka.exblog.jp/tb/26737215
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by hibochan at 2017-03-23 07:45 x
日本の歌叙情歌大好きで車のCDに取り込んであります
倅の嫁がピアノ教室毎日ボロンボロン聞こえます
私のことで恐縮ですが結婚式に二人で思い出の曲
歌ったのが最初で最後 知床旅情でした
Commented by tenpai8 at 2017-03-23 10:21
早春賦と花 がよく似ている歌、全くそのとおりですね。
しかも、日本人の心の底から感動させる心の名曲、だとは全くその通り。
生活の中に歌を活性化させて、愉快になりましょう!
Commented by matutaka31 at 2017-03-23 13:27
hibochanさんへ
季節の移り変わりの都度、子供の頃口ずさんだ歌を思い出します。
今様の歌は馴染めず、若い頃歌った流行歌の方が、心が和みます。
「知床旅情」の楽しい思い出を、いつまでも大事にしてください。
Commented by matutaka31 at 2017-03-23 13:31
tenpai8 さんへ
歌が持つ力を、改めて感じています。
気分が良い時には、自然と口ずさみたくなるのが、その証拠でしょう。
これから先いろいろ悩ましいことが待ち受けているかもしれませんが、
歌の心を忘れないようにしようと思っています。
Commented by yyyanoy at 2017-03-23 19:20
↓の記事よませていただきました。よかったです。
自分の身体に真摯に問いかけて勇気と決断を持ってすごされたんですね。
おめでとうございます。

わたしはひどい音痴で人前では絶対歌えない、カラオケに行ったことがないんです。
生まれ変わったら音楽に抵抗なく歌ったり、楽器を弾いたりコーラスに加わったりしたいとおもってます。
子どもの胎教のためレコードやテープで・・・そのせい?ふつうに歌もピアノも弾ける子どもになりほっとしたことです。

子どものころ私もたくさん童謡や唱歌を大きな声でうたいましたが、音が外れていたなんておもってませんでした。
今考えるとおかしいです。
Commented by taminamikawa1 at 2017-03-23 21:29
童謡や昔の日本の歌は懐かしく、癒されます。
心の琴線に触れるからでしょうか。
Commented by matutaka31 at 2017-03-24 13:59
yyyanoy さんへ
私も音痴を自認していますが、歌うのも聞くのも好きです。
でも、最近の早口でテンポの速い歌は、ついて行けません。
カラオケは、下手な歌を延々と聞かされるのは好きではありませんので、
あまり行きません。
歌は、聞いて歌って、楽しむものと思っています。
Commented by matutaka31 at 2017-03-24 14:03
taminamikawa1 さんへ
子供の頃歌った、童謡・唱歌は、いくつになっても懐かしい思い出を、
甦らせてくれます。
心の故郷を思わせます。
時代は変わっても、歌の心は引き継いでほしいものです。
Commented by dojyou38 at 2017-03-24 14:24
matutaka31 さん
九州市民大学では年に1度は音楽講座があったことを思い出しました。
音痴の私は福岡に居るときもカラオケなどで歌うことは少なかったが、
葉山に来てからはカラオケに行く機会は全くなくなりました。
「早春賦」と「知床旅情」、音楽に関心低い私は全く気が付いていませんでしたが、
言われて見るとよく似ています。
こんなに似ていて、盗作問題にならなかったのでしょうか。
Commented by tetsu807-2 at 2017-03-24 15:19
「日本の歌を見直しましょう」同感です。
懐かしい歌を耳にすると、気分が癒されてつい、口ずさみ
ます。ただ、マイクを向けられると歌いたいのに音痴が
邪魔して歌えないのです。
Commented by matutaka31 at 2017-03-24 17:27
dojyou38 さんへ
歌うことが健康に良いことは頭では分かっているのですが、いざとなると、
私もその気になれないのです。
ですからカラオケに行くのは、ごく稀です。
世に出た時代の流れから言うと「早春賦」は「春への憧れ」のパクリで、
「知床旅情」は「早春賦」のパクリではないかとの論議は、実際にあるようですが、
講師は決定的なことは言わなかったように思いました。
Commented by matutaka31 at 2017-03-24 17:31
tetsu807-2さんへ
私もつい尻込みするタイプです。
これではいけないと思うのですが、・・・。
健康に良いことですから、これから機会があったら、
バンバン歌いましょうか。


<< 菜の花畑 自らの自然治癒力を実感! >>