救急車の有難さを知る

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外に出て動き回る限り、いつ何時災難に遭うか怪我をするかわからい。
 いつもそんな思いで用心していたつもりだが、先日、ちょっとした一瞬の不注意で怪我をして、思いもしなかった救急車のお世話になってしまった。

 危ないので近づかないよう注意されていたのに、自宅のリフォーム用足場の出っ張りに、不注意で頭をガツンとぶっつけてしまった。
前頭部から血が噴き出して、止まらない。顔を流れるのが分かる。

家族が救急車を呼ぼうという。
でも出血が止まれば自分で病院に行けると思ったので、救急車を呼ぶのを一瞬ためらった。

だが出血は止まりそうにない。傷口を抑えたタオルが真っ赤に染まる。

 昨年患った病がまだ完治していない経過観察中の身で、主治医に「頭にショックを与えるようなことがないように注意しなさい」ときつく言われていたので、一瞬、再発の不安がよぎる。
家族が近所の脳神経外科医に電話したが、折悪く休診中。

出血が止まらないので、ほっておけないとの判断で救急車を呼ぶことにした。


 以下は私が身をもって知ることが出来た、救急車の現場での活動の実態と、その有難さである。
救急車は7~8分で到着。
到着までの間も、走行中の救急隊員から、氏名・年齢・既往症・今の状況等々患者の状況の聞き取りの電話が入る。なるべく簡潔に答えるのが、その後の適格な処置に役立つことは容易に想像できる。
搬送中も隊員が、生年月日・氏名などを聞き、意識状況を確認し、血圧を計ったり、運動機能の麻痺がないかどうかのチェックをてきぱきと行う。


搬送先では、医師と看護士が待機していて、救急隊員が要点を医師に伝える様子が聞き取れる。
一方で看護士が四肢の麻痺はないか、意識は正常か矢継ぎ早に質問しながらチェックする。

医師・看護師の質問に一通り答えられたので、四肢の運動機能や言語障害がないことを確認する様子が伺われ、内心 ホッとする。

傷は、前頭部約4㎝の裂傷。

傷口を縫合(と言っても医療ホッチキスで)6~7ヵ所縫合するので髪を切りましょうかね・・・伸びるまで少し目立ちますが・・・と。
私は、髪は少なくなっているとはいえ、(正面だから目立つので)髪は切らないで・・・と答えると、顔は見えないが、含み笑いが伝わって雰囲気が和む。
医者が少し痛いけど我慢してくださいね、と、麻酔なしで医療ホッチキスで7ヵ所縫合(7針の縫合相当)、アッという間に処置が終わる。応急処置の速さに驚く。
その後CT検査。

CT検査の結果、新たな硬膜下の出血もなく、頭蓋骨の損傷も見られないことが判明。でも1~2カ月後に症状が出ることがあるので、まだ安心するのは早い!要注意とのこと。異常な症状があればすぐに連絡するように言い渡され、入院を免れてよかった。

これが今回救急車のお世話になった一部始終。

 救急隊の迅速かつ適切な処置と救急病院のお陰で、大事に至らず私も家族も本当に助かった。今の救急体制の見事さとその活動内容に、ただただ感謝の気持で一杯。
 だが一夜明けて静かに考えると、入院する程の怪我ではなかったのに救急車を呼ぶ必要があったのだろうかと、少し後ろめたい感じがしている。でも、あの場面でもし救急車がなかったなら・・・と考えると、救急車の存在の大きさを改めて思い知らされてしまう。


消防庁は、安易な救急出動要請に、一考を呼び掛けている。

 症状に緊急性がなくても「交通手段がない」「どこの病院に行けばよいかわからない」「便利だから」「困っているから」と救急車を呼ぶ人がいます。・・・「救急車や救急医療は限りある資源です。」と。この呼びかけは、救急車の出動を要請した者の一人として、重く感じてしまう。

 今回の経験を通じて、大切なことをいくつか学んだ。これから先もあり得ることだから、心しておきたい。

救急車を呼ぶ時に、こんなものを用意しておくと便利(消防庁のHPより)
 
保険証、診察券、お金、靴、普段飲んでいる薬(お薬手帳)

 またこんなことを伝えてください、とも。
  事故や具合が悪くなった状況
  救急隊が到着するまでの変化
  行った応急手当の内容
  通常の血圧、アレルギー症
  具合の悪い人の情報(持病、かかりつけの病院、普段飲んでいる薬、医師の指示等)
  希望する搬送病院
  生年月日、年齢 等々

 本人が答えられないこともあるので、家族の個人情報を共有しておくことが大切。また、救急隊が目に付きやすいところにメモを置いておくことも大切なこと。


      救急車を上手に使いましょう。(消防庁)
         ~救急車必要なのはどんなとき~

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by matutaka31 | 2017-05-19 14:28 | 思いのまま | Trackback | Comments(9)
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Commented by hibochan at 2017-05-20 07:02 x
救急車タクシー替わりに
そんな記事目にしたことありますが
早めの連絡が必要かも
大事にならなくてよかった
日頃の準備大切てすね
Commented by matutaka31 at 2017-05-20 09:37
日頃他人ごとと思っていた救急車、その存在の大きさを
身をもって体験しました。
特に高齢になると、お世話になる機会が増えると心得ています。
何事も、日ごろの準備が必要だと痛感させられました。
Commented by tetsu807-2 at 2017-05-20 15:02
救急車2回目、頭を打った、前回のことがあるので一瞬
大変だと思いましたが、大事に至らなくてほんとうに
良かったです。いつどこで災難に合うかわからない、
そんな時は救急車が頼りになります。
Commented by dojyou38 at 2017-05-20 20:42
救急車のお陰で大事に至らず好かったです。
私も1度救急車を利用したことがありますが、
マスコミなどで言われているような安易な利用・誤用は厳に慎まなければなりませんね。
恥ずかしながら、私の場合は若い頃六甲のゴルフ場でアキレス腱を断絶して、
ゴルフ場が気を利かして呼んだようです。
今考えると救急車呼ぶほどのことも無かったかと忸怩たる記憶です。
Commented by taminamikawa1 at 2017-05-20 21:11
正直、何が起こるか分からないですね。
あれだけの出血があれば、救急車を呼んだのは正解です。
結果的に大事に至らずに良かったですね。
Commented by matutaka31 at 2017-05-20 22:25
tetsu807-2さんへ
前回のことがあるので、正直しまった!と思いましたが、
後のまつりでした。
やはり、注意力が落ちているのと、とっさの回避動作が
鈍くなっているのでしょう。
これからさき怖いのは、骨折です。
Commented by matutaka31 at 2017-05-20 22:32
dojyou38 さんへ
呼ぶかどうか迷ったときは、呼ぶのが正解だと思いました。
手遅れは、取り返しが出来ませんので。
それにしても、今の救急体制の素晴らしさに、改めて感心
させられました。
Commented by matutaka31 at 2017-05-20 22:39
taminamikawa1 さんへ
本当に、いつ何時災難に遭うかわからない時代だと思います。
それに、事故に遭ったり怪我をしたりするケースが、年とともに
増えることを考えてなくてはいけないと思っています。
今回は、大事に至らなくて良かったと思っています。
Commented by tenpai8 at 2017-05-27 09:15
頭を打つことが多くなったようです。日光防止の広ツバ帽子を必ず着用するのも原因のようですが、庭仕事中に枝にゴッツン、が殆どですが。ヘルメットを用意してから、大分改善しました。
救急の心準備も大切ですね。お早い回復を!


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