大きな葉っぱに隠れるように、控えめに咲いている可憐なこの花。通りすがりに畑の中を覗いてみても、多分目に留まることはないだろう。
この人目につかない可憐な花は、実は、のちに日本の正月にはなくてはならない一品「丹波の黒豆」を稔らせる。
先日、この「丹波の黒豆」作りに挑む3人衆が共同で、放って置けない害虫、カメムシ・ハスモンヨトウの防除を行った。
この「丹波の黒豆」作りに挑む3人衆とは、菜園に井戸を掘り本格的に菜園を楽しむ先輩を中心に、同じ思いの、技術畑の出身で何かにつけ研究熱心なもう一人と私の二人が加わった3人のこと。
素人の私にとって、栽培方法の指導をしていただきながら、水不足の心配をすることなく丹波の黒豆作りを楽しめるので、このお二人の存在は大変ありがたい。
この丹波の黒豆は、普通の黒豆と違って、気難しいお豆さん。 普通の黒豆作りは、私の技術と経験でも難しいことはないが、この丹波の黒豆は一筋縄ではいかない難しさを、素人の私に突き付けてくる。
今年の雨不足時にも、井戸水を潤沢に使わせてもらえるので、ひでり知らずに順調に生育している。もし自分の菜園で、この丹波の黒豆を作っていたら、今年の雨不足では収穫は見込めないだろう。
お陰様で、趣味が取り持つ縁で、これまでの家庭菜園では味わえなかった新たな一面に挑戦することができ、これまでに増して楽しいひと時を過ごすことができて本当に有難い。感謝!
実はこの3人衆とは別に、現職の頃は全く縁のない人たち3人と一緒に、私は家庭菜園を楽しんでいる。
どちらのグループの皆さんも同じ思いで菜園を楽しむ人たちだから、もっぱら野菜を作る楽しさ、収穫の喜びを味わいながら、時には鍬を持つ手を休めての菜園談議に花を咲かせて、お互いの健康増進に一役買っている。
菜園仲間の素晴らしい人生に 乾杯!
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