鳥達の巣立ち [2007-06-12]

カラスの親子 
 我が家の周りには、このところ一日中カラスとスズメの鳴き声の大合唱が続く。
とりわけ、カラスの鳴き声はうるさいと言うほかない。
それもそのはず、この時期、カラスの巣立ちの時期だから。

ガーガー騒ぎ立てるカラスをよく見ると、ほとんど3羽が一緒にいる。
両親とその子供に違いない。
その鳴き声は、我々にはガーガーカーカーと耳障りであるが、“這えば立て、立てば歩けの親心”のカラスの親子の会話だと思えば、その耳障りも薄らいでくる。

「ここまでおいでよ」
「ちょっと待ってよ」、「飛ぶのが怖いよ」
「駄目よ、そんなことでは!」
「おなかがすいたよ」
「それならここまで飛んでおいでよ」
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枝から枝へ、電柱から電柱への小飛行を繰り返し、ヨチヨチ歩きでやっとのことで親のそばまでたどりついた子カラスは、親カラスの口の中に嘴を突きこんで、食べ物をいただく。

先日、近くのひょうたん池を歩いていた時、木陰にこカラスがちょんと立っているのを見かけた。私が近づいても怖がる気配がない。
私は、巣立ちに失敗して親に見捨てられたのではないかと思い、近くにあるポンプから水を汲み、紫陽花の葉をロート型にして、水を飲ませてあげた。
ところがその直後、それまでどこにいたのか姿が見えなかった2羽の親ガラスが、私の頭上で、けたたましい鳴き声をあげたのにびっくりした。
その鳴き声と同時に、今まで静かにしていた子カラスがギャーギャーと騒ぎたてる。

「おかーさん(お父さん)助けて!」
「大丈夫かい、今助けてあげるからね」
多分、そんな会話だろう。
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私に対しては、「その子に近づくな!」
そんな威嚇だろう。
2羽のカラスは羽をいからせ、今にも私に飛び掛りそうな剣幕で絶叫している。
怖くなって立ち去ろうとする私を、ガーガー叫びながら頭上すれすれに飛び回り、何時までも威嚇してくる。
その物凄い迫力に圧倒され、思わす急ぎ足でその場を離れる始末であった。

人間社会では、親殺し、子殺しのニュースが絶えない。
そして「赤ちゃんポスト」なる珍妙な現象がまかり通る世の中になってしまった。
情ない世の中になってしまったものだ。

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by matutaka31 | 2007-06-12 23:13 | 思いのまま | Trackback | Comments(0)
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