深夜の珍客 [2007-09-28]

 玄関も窓も締め切った我が家に、何処から侵入するのか、音も無く飛び込んでくる珍客がいる。
一度ならず2度3度と!

 最初はかみさんが驚いて悲鳴に似た声を上げた。
しかし度重なるにつれ、“また来た”“お父さんどうにかして~”
あとは私の出番で、応対も慣れてきた。(^。^)

 珍客は蝙蝠
きまって夜遅くお出でになる。
蝙蝠が入り込む家、さぞかし過疎地の古びた家、を想像されるかもしれない。
そうではない。
某大手住宅建設による築9年の我が家、窓には網戸がついている、しかも電気がついている居間に、何処から入ってくるのか最初は狐に包まれたみたいだった。
明るい部屋の中をぐるぐる飛び回る。
窓を開けて追い出そうとするが、なかなか出て行かない。
そんなにここが居心地がいいのか?と言いたくなる。

 調べていくうちに、2階の部屋のシャッターケースの中とエアコンがどうも怪しいとにらんだ。
建設業者に診断してもらった。
シャッターケースの両端にある小さな隙間から出入りするという。
その隙間を塞ぐことと、シャッターを夜間は常に下ろして置くことで進入を防げることがわかった。
でも、シャッターケースは窓の外。

 外と通じるのはエアコンしかない、とにらんでいたので念のため調べてもらった。
やはり居た!2階の室内機の中に。
何処から入るのだろうか?

 室内機と室外機を結ぶパイプのカバーのつなぎ目が少し開いている。
そこから入っているに違いない、そう考えた業者はそのつなぎ目をきちっと塞いだ。
これで完璧だ、といわぬばかりに満足げに業者は帰っていった。
私も、これで招かざる客が来なくてすむ、と思ったのだが、・・・。

 そんなことがあって、はっきり覚えていないが2年近く過ぎただろうか。
また同じエアコンから、夜が更けるとガサガサ音がする。
信じられないことだけれど、間違いなくその室内機の中である。

 再度建設業者に調査を依頼した。
今度はエアコンメーカーの人が来てくれた。
20年訪問サービスをしているけど、エアコンの中に蝙蝠が居たなんて、一度も経験してないし、考えられないことだとおっしゃる。

 カバーを空けてびっくり、黒い糞がバサーッと落ちてきた。
“本当だ”と驚きの声。
そして中を良く見ると、1匹の蝙蝠が居るではないか。
エアコンメーカーの人はびっくり仰天。

 その技術者はパイプと壁の隙間を塞いでくれたが、果たしてそれで十分なのか、本人も疑問の様子。
私も、どうしてそこまで蝙蝠がたどり着くのか、謎が解けない。

 改めて建築業者が点検してくれるという。
コンピュータを駆使した最近の建築技術も、蝙蝠の知恵には及ばないのだろうか。
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by matutaka31 | 2007-09-28 23:08 | 思いのまま | Trackback | Comments(0)
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