来年に なんとか繋ぐ 被爆稲 [2007-10-01]

 62年前長崎で被爆した稲、その後多くの人の手によって作り継がれてきた。
今年も大事に育てていたこの被爆稲。
稲穂が頭を垂れてきた頃、家を空けたその日、稲穂の一部が棒立ちになっているではないか。

 スズメに食べられたことは、周りに何時もスズメが飛来するので、容易に想像できた。
急きょ、鉢を窓際に移動した。人馴れしたスズメと言えど、まさか窓際までは来ないだろうと思って。
でも念のため、一つの鉢にはに寒冷紗をかけた。
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その後、再び家を空けることになった。
ところが何もしなかった鉢は、見るも無残な姿に。
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 人間にとって大切なものであっても、スズメにそのことが分かるはずもない。
むしろスズメにとっては、大切な生活の糧以外の何ものでもないのだ。
 人間が動植物を生活の糧にしていると同じように、彼らも必死で生きるための糧を探しているのだ。
 こんなのを狙わなくたって、一寸飛んでいけば一面稲田が広がっているじゃないか、と言いたくなるがそれも人間世界のことで、彼らには無縁のこと。

 チュンチュン嬉しそうに囀りながら稲穂をついばんでいる姿を見ると、只追い払うだけで、怒る気にはなれない。
彼らは、自分達の生活環境の中で、精一杯生きようとしているのだから。

 なんとか1鉢だけは今年も被爆稲を収穫できそうだ。
そして来年も作り繋ぐことが出来そうである。
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by matutaka31 | 2007-10-01 22:25 | 思いのまま | Trackback | Comments(2)
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Commented by よこはま at 2007-10-02 21:31 x
「被爆苗」への想いについて、一度じっくり伺ってみたいです。
すずめ、蝙蝠すごいですね!何か魅力ある家なのかも。
我が家にも、土蜂に巣を作られたこと2度あり。(なんと息子の机の裏側)
「城に主がいなければ、それを隙ありとなめられるぞ!」と情けなく思ったものです。―机上の学習ならずとも、生きた学習にはなったのかなぁ
Commented by matutaka31 at 2007-10-02 22:20
観魅力ある家?住む人の存在が薄いということですよ。
蝙蝠は、中国では幸福を呼ぶ縁起動物だそうですから、締め出したのはよくなかったかも。
被爆稲、原爆の恐ろしさを忘れないために、そして生命力強さを実感するために・・・です。


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