叶嶽に登る

 4月24日、夜来の雨がうそのように、朝から爽やかに晴れ上がった。
天気が悪くて延び延びになっている夏野菜の植え付が気になるが、雨上がりでは畑の作業は出来ない。
こんないい天気なのに、ジッとしているのはもったいない。
よし、山に登ろう!
午前中に前から予定していた用件を済まして、昼から出かけることにした。
近くにある幾つかの山から、叶嶽(341m)に登ることにした。

 マイカーで15分も走れば、叶嶽の登山口に到達できる。思えばなんと便利な場所を終の棲家に選んだことだろう。こんな時、福岡は本当にいい所だと思う。
 叶嶽は、頂上に願い事が叶うと信じられている叶神社があり、老若男女が気軽に登れる、「市民健康道場」として親しまれている山である。
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途中、叶大神がある見晴らしのいい場所では、つつじが満開であった。ここからの今宿とその向うに広がる博多湾や能古島の眺めもすばらしい。
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頂上(341m)に叶神社がある。
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平日の午後であったせいか、2組の夫婦に出会ったきりである。
神社にお願い事をして、静かに福岡市街地を眺める。やや春霞に煙っているが眼下に広がる街中を車が行き交う様子が見え、たった今抜け出してきた喧騒を思うと、静かな孤独がすごく貴重なものに感じる。
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 下りは別ルートをとり、静かな新緑に包まれた山の雰囲気を味わいながら、ゆっくり下りる。山登りの事故は、圧倒的に下山中に起きるという。山登りする人はそのことを十分承知しているはずだが、それでもなお事故が多いのは、疲労が重なり体のバランスを崩しやすい体形になりがちなうえ、やっと下りてきたという安堵感からくる注意力散漫が原因だと思う。
 周りの景色を楽しみながらゆっくり歩きたいところだが、私は一人で山歩きをするとき、殊の外このことを意識する。

 この時期の山は本当に静かである。
普段良く聞こえる、ヒヨドリ、メジロ、ウグイス等々の鳴き声はほとんど聞こえず、ただ吹き上げてくる風にあおられる梢の音だけである。 その音も下るにしたがって静かになり、代わって「今宿野外活動センターの中を流れるせせらぎの音が聞こえてくる。b0008825_2110332.jpgb0008825_21103073.jpg

 野外活動センターの広場に佇み、今下りてきたばかりの山を振り返ると、色とりどりの鮮やかな新緑が波打つようにこんもりと盛り上がり、自然の躍動感がグッとせまってくるようだ。
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by matutaka31 | 2008-04-24 22:20 | 思いのまま | Trackback | Comments(2)
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Commented by よこはまT at 2008-04-28 00:36 x
「ただ吹き上げてくる風にあおられる梢の音だけである。」に耳の想像力を刺激されました。色鮮やかな花の色といい組み合わせですね。
私は、連休中ずっと「モデルルーム」のなかで、富士山、鎌倉の山、の写真CGを張り付けられた窓を眺めながら過ごしています。
matutakaさんが、うらやましい!
Commented by matutaka at 2008-04-29 14:28 x
現職の時から密かにイメージしていた生活を、貪欲に追っかけているだけです。それが楽しい! それが出来る今に、ただ感謝~感謝です。


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