太極拳の効果を教わる

  先日、日本健康太極拳協会福岡県支部の研修会で、講師の九州大学病院リハビリテーション部 高杉紳一郎先生の講演を聴くことが出来た。
 日頃の練習で、教室の木下師範から色々教わっていることを、医者の立場から実証例を基に科学的に分かりやすく話をしていただいたので、これから練習を重ねる上で大変参考になることばかりであった。

 その中で、とりわけ私の太極拳に対する思いを一層強くした言葉がある。
「病気でもないのに寝たっきりになるのを防ぐ」 の一言、普通に考えるとごく当り前のことであるが、寝たっきり状態の「要介護」対象になっている人の中に、転倒・骨折が原因で寝たっきりになってしまう人が意外と多いことである。 私の亡父もそうであった。92歳の時つまずいて大腿骨骨折、手術後の経過が思わしくなく、96歳でこの世を去るまで寝たっきりになってしまった。
 転倒さえしなかったら、そして骨折さえしなかったら寝たっきりになることはなかったのに! 後になってそう考えるのは本人だけでなく、身内の人もまた同じである。 特に年を重ねるに従って転倒・大腿骨骨折の危険が増えるのだから、高齢者にとって転倒予防策が如何に大切なことであるかを改めて考えさせられる。

 転倒・骨折の主な原因は、多い順に「つまずいた」 「滑った」 「足がもつれた」 「ぶっつかった」 「自転車」 「段差の踏みはずし」の順になっているという。
 転倒しないような体力を維持するには、特に「筋力アップ」 「バランスの向上」 「骨粗鬆症の予防」 「柔軟性の向上」等が大切だという。このような体力を維持する運動では、太極拳が最も効果的であることが科学的に実証されていると先生はおっしゃる。

 太極拳の効果には、転倒骨折防止に役立つ運動要素が全て含まれていて、加えて「メタボ対策」の要素もあるから、他の運動では得ることが出来ない効果が期待できるそうだ。しかも太極拳は、年齢に関係なく、いつでも、何処ででも、一人ででも出来る運動であるから、これ以上効果的な運動はないと思うと、“太極拳をやってて良かった” “これからもずっと続けよう”そういう思いを強くした研修会であった。
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by matutaka31 | 2008-06-12 17:22 | 思いのまま | Trackback | Comments(2)
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Commented by tetsu807-2 at 2008-06-14 14:44
matutakaさん良い勉強の機会に恵まれましたね。
太極拳、以前より感心をもっていて習い始めて本格的にがんばらなくては・・・と思っている矢先に体調でつまずき残念ながら、やむなくしばらくは休会の状態になりました。

matutakaさんはキャリアも積まれてますます充実した
太極拳を習得されることと思います。そのうち遅れを取り戻す補習授業?よろしくお願いします。
Commented by matutaka31 at 2008-06-14 21:34
“信じる者こそ救われる” “継続は力なり” 
馬鹿の一つ覚えそのままです。 上手くなろうと思わないで、ただひたすらに体を鍛える・・・これからも体が動く間は続けるつもりです。(^。^)
機会があれば一緒にやりましょう。


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